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本日のイタリア語

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トリノ、24時からの恋人たち

ダヴィデ・フェッラリーオ監督の映画。
原題は Dopo mezzanotte(真夜中過ぎに)です。

舞台はトリノの映画博物館。
ここの夜警をしているマルティーノという少年が主人公です。

マルティーノは博物館の倉庫をバスター・キートンの映画セットさながらに改造し、そこで暮らしています。
ある日、バイト先の店長と衝突し火傷を負わせてしまったアマンダという女性が、
警察の追っ手を避けて、マルティーノのいる夜中の博物館に逃げ込んできました。

実はアマンダはマルティーノの片思いの相手でした。
しかし、マルティーノにはアンジェロという恋人がいます。
アンジェロはアマンダのバイト先に押し掛け、店長に彼女の告訴を取り下げるよう脅しをかけます。
そしてアマンダは無事に家に帰ることができたのですが、
実は博物館に匿ってもらっている間、マルティーノと結ばれてしまいました。
アンジェロもアンジェロで、アマンダの留守中に彼女のルームメイトとちゃっかり寝てしまう。
家に戻っても、アマンダとアンジェロの間はしっくりいかなくなります。

結局アマンダが出した結論は、三人で付き合うというもの。
男性二人と女性一人の奇妙な三角関係が始まったのでした。

という、何とも身勝手な男女の恋愛映画です。
古い映画と現在を織り交ぜて見せる手法は、
あの『ニュー・シネマ・パラダイス』を思い出させます。
こちらの映画はこちらの映画で、古い映画を上手く使っているのですが、
『ニュー・シネマ…』との決定的な違いは、
この映画では古い映画の方が面白い、ってことかもしれません。
キートン作品は見たことがありませんが、キートン作品の場面になると吹き出してしまう。
でも、現実の場面はなんだか共感できないまま終わってしまいました。
『ニュー・シネマ…』の方は、古い映像にも魅せられ、トトの人生にも魅せられますけど。

タイトル通り夜中の町しか出てこないところも、
退屈する一因かもしれませんね。
映画博物館の魅力はたっぷりですが、トリノの魅力は何も見られません。
最後にアンジェロが撃たれてしまうのですが、
その理由さえ私にはさっぱり理解できませんでした。

アマンダ役のフランチェスカ・イナウディという女優さんもかわいいのですが、
今人気のはんにゃの金田に見えてしまって仕方ない。
う〜ん、はんにゃが馴染みになる前に、この映画を見るべきだったかも。

一つ大発見は
普通人名には定冠詞をつけませんが、
アンジェロには定冠詞のLがついていました。
Angeloは天使の意味。だから? 初めて知りました。
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by arinko-s | 2009-06-15 20:45 | 映画 イタリア
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