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本日のイタリア語

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LA BAMBINAIA FRANCESE 2

『フランス人の子守り』の続きです。

ヴァレリーナ、セリーヌは、結婚・出産を機に、舞台を休んでいました。夫のエドゥワールは、セリーヌが復帰することを快く思っていません。
セリーヌたちの間には、7ヶ月になる女の子、アデュルがいます。
その他、大勢の住み込み家政婦に、御者もいます。
そして、黒人の男の子、トゥーサンがいます。

トゥーサンは、ハイチからパリに連れられてきた少年。
エドゥワールがセリーヌを喜ばせようと、買ってきたのです。
しかし、奴隷制度に反対しているセリーヌは、エドゥワールに内緒で、トゥーサンを弟のようにかわいがっています。
夫には内緒で、学校にも通わせていました。

トゥーサンが通っている学校は、ボーフォー侯爵が開いている個人教室です。
侯爵は、セリーヌの名付け親であり、芸術家だったセリーヌの両親のパトロンでもありました。
この学校には、身分制度に反対している上流階級の子どもや、様々な事情で公立の学校に通えない子どもたちが来ています。
教室は、侯爵の自宅。お天気が良ければ、校外学習に出かけ、スケッチしたり、植物や生物を観察して学ぶのです。

侯爵は、若いころからの啓蒙主義者。フランス革命には、市民の側にたって参加した人物です。
貴族の出でありながら、その恩恵に浴することはありません。
そんな彼を、孫たちは「気が狂っている」とふれまわり、「市民侯爵」と揶揄しています。
本人は、そんなこともまったく気にかけず、むしろ「市民侯爵」という呼び名が気に入り、自らこの名で呼ばれることを好んでいるほどでした。

さて、ソフィーの話に戻ります。
セリーヌからブラウスの代金を受け取り、これで家を追い出されずにすむ、と喜んで家に帰ったものの、すでに母親は帰らぬ人となっていました。

ソフィーを送ってきたトゥーサンは、セリーヌの家に戻ると、このことをセリーヌに報告します。
すると、セリーヌはためらうことなくソフィーを引き取ることを決めたのです。エドゥワールには、アデュルの子もりをしてもらう、ということにしました。
エドゥワールにとって、大切なのは、その子もりにいくらかかるのか、ということだけ。家においてやるだけだ、というと、あえて反対もしませんでした。

ソフィーが母親を墓地に埋葬した日、トゥーサンはソフィーを迎えに行きます。
夢のような申し出に、ソフィーは戸惑いますが、「アデュルのことは、必ずわたしが守ります」と精一杯の約束をして、お世話になることを決めました。

ソフィーがセリーヌたちと暮らすようになって、すぐのこと。
エドゥワールは母国イギリスへと、商用のため旅立っていきました。
一度イギリスへ行ってしまえば、何日も連絡がありません。いったいいつパリに戻るのか、セリーヌにもわからないのです。

その間、セリーヌは、バレエのレッスンを再開しました。
ちょうどそのころ、パリの町は次のオペラ座での公演の話題でいっぱいでした。
『妖精』と題されたその舞台は、今までのバレエの概念を覆すような舞台だと、噂になっていたのです。
セリーヌも、かつての同僚たちを応援しに、「お手伝い」という名目でオペラ座の練習に通いはじめました。
ある日、リハーサル中にひとりのバレリーナが怪我をしています。
そして、セリーヌが代役を務めることになるのです。

舞台初日、運の悪いことに、エドゥワールが突然帰宅します。
エドゥワールは、セリーヌが内緒で舞台に復帰したことを知り、激怒します。そして、これを理由に、離縁を申し渡すのです。

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と、まだまだ物語は続きます。
とりあえず「フランス人の子守り」が、ソフィーをさしていることはわかったかと思いますが、
『ジェーン・エア』には、まだまだ遠い。
この続きは、また今度。
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by arinko-s | 2010-11-16 21:26 | 読書 イタリア語
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