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本日のイタリア語

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歩く歩く東京案内4

みんなの疲れもたまってきた4日目
本日の予定は、三鷹の森ジブリ美術館 → 新宿。
ディズニーよりも断然ジブリ派の息子は、今日は喜んでついてきました。
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この日も快晴。
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わたしも初めてのジブリ美術館でしたが、ここ楽しめます!
アニメファンだったら、帰りたくなるスポットかも。
残念ながらイタリアでは、それほどジブリの映画は上映されていないよう。
知っていたのは「トトロ」「紅の豚」「崖の上のポニョ」くらいだったかなあ。
でも、ジブリ映画を見たことがなくても、アニメーションの歴史を知れたり、アニメが動く秘密を知れたり、ジブリとは関係ないところでも楽しめます。
なにより宮崎駿の仕事部屋やジブリスタジオの再現コーナーは興味深く、そこにあった絵コンテにはリータも釘付けでした。
それに建物自体がちょっと迷路みたいになっていて、ダヴィデはそれだけで興奮。
螺旋階段を上っては、下におりて、また螺旋階段上って、とくり返していました。

『パン種とタマゴ姫』という新作のショートフィルムの上映もありました。
台詞なしのこの映画、ダヴィデも存分楽しめたようです。

残念だったのはネコバスに乗れなかったこと。
小学生以下限定のこのバス、並んでいる子が小さな子ばかりで、その列を見たら気がかわったみたい。
「あの子たちと一緒に乗るのは、恥ずかしいや」とのこと。
でも、やっぱり未練があるのか、そのあと2回くらいネコバス見に連れていかれました。

そんなダヴィデの一番のお気に入りは、トトロに出てくる「まっくろくろすけ」。
ショップに足を踏み入れたら、まっくろくろすけのぬいぐるみにくぎ付け。手から離さないから、おみやげにしてあげました。
まっくろくろすけの名前の意味を教えたら、さっそく「nero nero(ネーロネーロ 意味はクロ クロ)」と命名。
その後も、ずっと手ににぎりしめていました。
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その後、新宿に出て昼食。
この日、ダヴィデは天ぷらを選んだのですが、出てきた天ぷらを見て少々落胆。
聞いてみたら「ミラノで食べた天ぷらと違う」というのです。
「ミラノの日本料理屋で食べたの?」と聞いたら、「ううん、中華料理屋」だって。
もちろんこの日の天ぷらは、正真正銘の本場物。
そうかあ、本場物よりチャイニーズ天ぷらの方が好みだったかあ。

さてさて、この日わたしは通訳の難しさを実感しました。
ひとつめは、リータとキッコが両替をしたがったことに始まります。

考えてみれば、本日は土曜日なり!
銀行の窓口はお休みです。もっと早くに銀行に連れていくべきだったのです。
でも、アルタの地下に土曜日も開いている銀行の窓口があることがわかりました。
ところが、このときわたしたちがいたのは南口の高島屋。
アルタまで歩かせるのもどうかと思い、高島屋の店員さんに聞いてみました。
すると「明治通り口から出たところにシティバンクがあるので、一階に下りてもう一度店員に聞いてみてください」というではありませんか!
歩かずにすむならばそれに越したことはありません。

そこで一階に下り、インフォメーションで聞いてみると
「二階に上がり、橋をわたったところにあります」というではないですか!!

ふたたび一同引き連れ、二階へ上がり、高島屋から出て橋を渡り、そのシティーバンクが入っているというビルを目指してみると…。
なんとシティーバンクは19階。その時点で、そんなところで土曜日に両替やってるわけがない、と思いましたが、とりあえずぞろぞろと19階へ。

案の定、両替窓口はクローズ。シティーバンクの受付の方が親切に教えてくれたことには、「高島屋の一階から明治通り側に出るとHISがあります。その中に両替所があるはずです」

そう、最初目指したところにあったのです。但し、シティーバンクではなかった。最初の店員さんが「シティーバンク」なんて間違った情報をくれたばかりに、こんなぞろぞろ歩き回るはめになったのです。

泣きたい気持ちを抑え、ふたたびぞろぞろ高島屋の二階から一階へ下りて、ようやく両替所を見つけました。
こんなことなら、最初から東口に回ってアルタに向かった方が早かったかも。
イタリア語でいわれたことを聞き間違えてグルグル回るならまだしも、日本語で説明されているのに目的地にたどり着くのにこんなに時間がかかるなんて。ホント、トホホでした。
19階からの眺めと、エレベーターの速さに3人が喜んでくれたのがまだしもの救いです。
こんなに歩き回させるなんて、通訳というかガイド失格ですね。
わたしの疲れも、この一件でピークに。

しかし、この夜はリータが接待されることになっており、そこにも同行してほしいと頼まれていました。




リータを接待したとある会社の社長ご夫妻。
リータとの接点は、ほんの少ししか聞かされていません。彼らがどんなことをしているのか、いつリータと会ったのかなど、ほとんど何も知らされず、約束のレストランへ。

話の中で、彼らが年末に仕事でミラノへ行き、そのときにもリータに会っていることがわかりました。
「そのときにね、●●のドレスを買ったんだけど、着られなかったわ〜。そのドレス、わたしの一番のお気に入りだったのに。リータさんにいってください」」と奥様。

確かに「着られなかった」といわれたのです。
だから、そのままイタリア語にすると、リータはとっても不審な顔。
「どうして??」と聞くのです。
すると、その話を聞いていたキッコが「だから、体型の問題だよ」と口をはさんできました。
わたしも内心そう思っていたので、そんなことをあえて質問するのは失礼かと思い「きっとそうじゃない?」と、リータにいいました。
でも、リータはくいさがります。「買ったって、だれが買ったの?」
そんなの、奥様が買ったんでしょうに。一番気に入っていた、っていっているんだし。
と思いながらも、もう一度ご本人に確認してみました。

すると、話はまったく違っていて、
ドレスを買ったのは会社。撮影用に買ったのだけれど、しみが付いていて、使えなかった、ということだったのです。
もう一度、最初からリータに説明すると、今度は納得。●●というのは、ウエディングドレスのブランドで、奥様が買うなんてこと自体おかしい、と思ったみたいです。
わたしはといえば、ウエディングドレスのブランドだということは知っていましたが、イブニングドレスかなにかを買ったのだ、と思ったわけです。

イタリア語は、会話の中でほとんど主語をつけません。でも動詞の語尾変化で、主語がわかります。自分のことを話しているのか、第三者のことを話しているのか。第三者のことを話しているのだとすれば、それが男性か女性かも、動詞の語尾変化から想像つきます。

しかし、日本語で主語を省かれると、その想像ができないことに、今さらながら思いいたりました。
「ドレスを買ったのよ」といわれれば、当然、話者が買ったものだと思うし、「着られなかった」といわれれば、当然、話者が着られなかったのだと思います。
通訳してもらいたかったら、主語を飛ばさずに話してくださ〜い! と、あえてお願いしたくなった一件でした。
ああ、日本語は難しい。
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by arinko-s | 2011-01-15 16:49 | 本日のイタリア語
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