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本日のイタリア語

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歩く歩く東京案内5

リータたち3人の東京滞在最終日です。
本日の予定は、秋葉原 → 浅草 → そして東京滞在のメインイベント大相撲観戦

秋葉原での目的は、電気屋さんではなくコスプレしてる女の子を見ること。
秋葉原に足を伸ばすことなんてめったにないわたしには、どこに行けばそういった女の子に確実に会えるのか、まったく自信がありません。
そこで、駅員さんに聞いてみると「今日は日曜日だもの、中央通りに行けばいっぱい立ってるはずだよ」とのこと。
でも、聞くまでもありませんでした。駅を出て1分も歩かないうちに、あちこちで遭遇。
「萌え萌えしていきませんか〜〜」とかって、何度も声かけられました。
驚いたのは、大学生くらいの男子8人組が、その勧誘に対し「萌え萌えした〜い」と、返事していたこと。
げっ! 息子があんなふうになりませんように、と思わず心の中で祈ってしまいました。

さて、電気製品を買いたいわけでもない彼らにとって、コスプレの女の子の写真も撮ったし、もう秋葉原は充分。というわけで浅草に向かいました。

年明けすぐの日曜日。浅草はものすごい人でした。
とにかく人、人、人。浅草寺にたどりつくのにもひと苦労です。
と、ダヴィデたちの足が、ドライフルーツを売っている屋台の前でぴったり止まりました。
売っていたのは、干しいも、干し柿、ドライ杏、ドライ金柑、ドライマンゴーなどなど。
全て試食したダヴィデとキッコは、いたく気に入った様子。干しいも、干し柿、ドライ金柑の3袋を購入しました。

イタリアでさつまいもを食べたこと、ありません。
patate dolci(甘いイモ)と呼ばれ、その存在は知られていますが、やはりじゃがいもには勝てない存在。イタリア人が好んで食す食材ではないように思います。
そういえば、ディズニーシーでも、ミッキーマウスの形にくりぬかれた大学イモを「おいしい、おいしい」と食べていたダヴィデとキッコ。
日本のさつまいもとイタリアのさつまいもは、味が違うのかも知れません。

ドライ金柑は、いわゆる金柑の砂糖漬けではなく、金柑を輪切りにしてドライにしたもの。
甘みもあるのですが、金柑特有の苦みも残っています。
ダヴィデは、これがとっても気に入ったみたい。
お金を払ったそばから、ぱくぱく食べ続け「もうだめ」と袋を取り上げられていました。

干し柿はといえば…
イタリアにも柿はあり、そのまま「カキ」と呼ばれています。ただ、みんなぐちょぐちょに熟れたのを好む傾向にあり、半分に切ってスプーンですくって食べるのです。
日本人から見たら熟れ過ぎの状態が、彼らの食べごろ。
食べ慣れた柿と食感の異なる干し柿は、意外な美味しさだったみたいです。

さてさて、浅草寺はさながらお祭り模様。参道以外の敷地にびっしり屋台が並んでいます。
これにダヴィデもキッコも興奮! 
ひとつひとつのぞいては、「これ何?」「これは?」と質問。
もう今日の昼食はここでたくさん食べることに決定!
でもその前に「おみくじを引きたい」とのこと。
その結果は、ダヴィデとキッコは吉、リータは大吉!
ひとつひとつ書かれていることを訳してあげました。
もちろんリータのおみくじには、すべてバラ色のことしか書かれていません。「いいなあ、リータ」と3人から羨望のまなざし。
おみくじなんて別に…、と思っていても、やっぱりうらやましくなるもんですね。

おみくじの話がおわったところで、いざ出陣。
次から次へと屋台で購入したこの日の昼食メニューはというと…
・たこ焼き
・鶏の鉄板焼き
・じゃがバター
・鮎の塩焼き
・おやき
・チョコレートばなな
・人形焼き(ドラえもん)
そうそう、わたしのお勧めとして「これだけは試して」と食べさせたのが「おでん」。
これが、見事に不評でした。
大根も味がしっかり染み込んで煮えているというのに。
みんなひと口食べて「これはもういいや」と。
「わかってないなあ〜、まったく」と自分で自分を慰めながら、わたしが責任もって食べ終えました。

おなかも一杯になり、仲見世通りを抜けて、浅草寺を離れることに。
隅田川の方に向かうと、皆が足を止めて一様に写真を撮っているスポットがありました。
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そう、みんな左を向いて、建設中のスカイツリーを撮っていたのです。
でもイタリア人3人には、スカイツリーは興味の対象外。
スタルク設計のアサヒビール本社ビルのほうが、よほど興味を引いたみたい。
キッコひとり、右方向を向いて写真を撮っていました。

さて、いよいよ東京滞在最後のイベント、大相撲観戦です。
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今日は冬場所初日。苦労してとったチケットです。わたしとしては、早く中に入りたいところ。
ところが…
国技館に入ったとたん、3人は不思議なことに気づきました。

床に模造紙の道ができています。その上に乗った途端3人は「Che morbido!(すっごいフカフカ!)」と、模造紙の上を歩きはじめました。
おまけにエントランスにはものすごい数のテレビカメラ。
キッコが「誰かヴィップが来るんじゃない?」と聞いてきました。わたしが冗談で「天皇かもね」と答えると、「Noooooo!!」とキッコとリータは大よろこび。
と、まさにそのときエントランスの移動制限がかかりました。
「はい、皆さんここから先には、しばらくいかれません」とロープがかけられたのです。
「どなたか来るんですか?」と、居合わせた人が警備員に質問すると、質問された人は「ヴィップが来るとしか、聞いていません」としらを切っていました。

しかしリータたち、もうその場を離れる気はまったくありません。先の模造紙がはがされると、案の定レッドカーペットが現れました。期待が高まります。
おまけに、しばらくすると別の警備員が「今から待たれても陛下がいらっしゃるまで、まだ30分以上ありますよ」と口を滑らせてしまったのです。
これをふたりに告げると「なんて名誉なことなんだ。絶対に天皇を見たい」と言い出しました。もう期待はふくらむばかりです。
「え〜、天皇なんて見なくてもいいよ〜」というダヴィデに、「ディズニーシーでは2時間半まったんじゃない。30分くらい待てないわけないでしょ」と、容赦ありません。大人優先社会なんですね、イタリアは。日本人だったら「はいはい、わかりました」と子どもの気持ちを優先しがちなのでは?

といっても、わたしもダヴィデと同じ。口には出しませんでしたが「天皇を見にきたんじゃないのになあ」と、ふたりに付き合わざるを得ない状況に、内心がっかりしていました。
と、その時ふたたび警備員からのお知らせ。「まだ陛下到着にはあと30分以上かかります」
さっきの「30分以上」からすでに20分近く経っていたので、この時点でリータはあきらめました。
キッコひとりを残し、3人で先に入場。
まだ10番取り組みは残っていました。良かった〜〜。
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相撲観戦はといえば、期待以上に盛り上がりました。
取り組みごとに、みんなで掛け合いっこ。

天皇陛下の到着を見届け、席に着いたキッコも加わり、ますます応援合せん白熱。
琴欧州の取り組みのときには、彼がブルガリア出身だということを教えると、「ヨーロッパから来て相撲レスラーになったなんて。それは応援しなくちゃ」と「コトオウシュウ〜〜」と大声を張り上げていました。
しかし、若い女の子たちがみんな「琴欧州〜〜」と黄色い声をあげていることに気づいたとたん、対戦相手の「アミニシキがかわいそうじゃないか」と「アミニシキ forzaaaaa!(がんばれ〜)」と声をあげたり。

でも一番盛り上がったのは、「天皇陛下ご夫妻ご来場」のアナウンスが入ったとき。
観戦客は一斉に立ち上がり、陛下ご夫妻に手を振っていましたが、だれより大きく手を振っていたのは、リータとキッコかもしれません。

さて、長い5日間の東京案内もこれでおしまい。
京都に向かう彼らを新幹線のホームまで見送り、お別れしました。
ひとりになった途端、ホッと安堵。でも開放感と同時に淋しさも。
次に会えるのはミラノ? 東京? 
ダヴィデが再来日するのが、一番早そうだな〜。
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by arinko-s | 2011-01-16 15:46 | 本日のイタリア語
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