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本日のイタリア語

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イタリアンライフのイコンといえば

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ヌテッラの製造元フェッレーロ社を、アメリカ人の4歳の男の子の母親が訴えたそうです。
理由は「ヌテッラのせいで、息子が肥満児になってしまったじゃないの。『ヌテッラがあれば、理想の朝食』っていう広告は嘘!!」ということらしいです。

これに対し「今までにも、何度もそんないちゃもんをつけられていますから」と、フェッレーロ社側は、まったく意に介さない様子。
「ヌテッラをぬったパンを一切れ、それに牛乳とフルーツをプラスすれば、バランスのとれた理想的な朝食」というのが、ヌテッラのCMのコピーですが、これはプロの栄養士さんのお墨つきだそうです。
「もうずっと前から食品市場に君臨するイタリアンライフのイコン、この世界で一番知られたチョコレートスプレッドの名に傷をつけたいだけでしょうね」と、動じる様子はみじんもありません。

イタリアンライフのイコン! そうかもしれません。
映画やドラマ、本の中にもしばしば「ヌテッラ」は登場します。
ほ〜んと、よく出てきます。

実は『赤ちゃんは魔女』のなかにも「ヌテッラ」が出てきました。
7人姉妹の5番目と6番目のマルゲリータとジャミーラが、3番目と4番目のお姉さんイングリッドとイリングワースの読書をじゃまする場面。
「横から、ヌテッラのついた指で本をさわってくる」という部分があるのです。

ヌテッラといわれても、ピンと来る日本の子は少ないと思います。
だから訳では、ただの「チョコレート」としました。
こういうのって、とっても残念。ほんとうなら「ヌテッラ」は、イタリア文化の一面だから、すっごく伝えたいことのひとつでもあるのだけれど、いたし方ありません。

ヌテッラを指につけているなんて、直接なめてる? 
それとも、パンにたっぷり過ぎるくらいぬってる? 
おまけに、読書をする時間(つまり午後)に、ヌテッラを指につけているなんて、この子たちはよっぽどの食いしん坊、とそこまでイメージするはずです。

そう、大人も子どもも大好き、ヌテッラ! もちろん、わたしも大好きです。
でも、食べ過ぎにはご注意。食べる量さえ間違えなければ、この男の子のように肥満になることはありません。
ちなみに、日本で売られているヌテッラは、なぜだかオーストラリア製じゃないですか〜?

(Corriere della Sera 2月4日付けの記事より。写真はフェッレーロ社のHPより)
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by arinko-s | 2011-02-04 21:50
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