少し前のことですが、仕事でいただいた映像の中に「
marinare la scuora(マリナーレ ラ スクオーラ)」という言葉が出てきました。
marinare(マリナーレ)は、「マリネする」という動詞です。
学校をマリネする??
伊伊事典を引いてみて、「学校をさぼる」という意味だとわかりました。
それにしても、どうしてmarinare??
ずっと疑問に思っていたのですが、今日やっとわかりました!
マリネというのは食材を、オイル、お酢、ハーブなどに浸けおきする調理法ですが、すぐには食べられません。しばらく置いておくことが必要。
つまり、「食べるのは明日におあずけ」といった意味あいもここにはあるわけです。
学校をマリネする、というのは、つまり「学校は明日まで、おいとこ」ってことらしい!!
ふ〜〜ん、そうか、そうか。
同様に salare(サラーレ:塩漬けにする)という単語を使って「salare la scuola」ともいうそうです。
料理用語を使うってところが、何とも食いしん坊のイタリア人らしい。
それに、確かに一日おいてみたら、風味も増すかもしれません。
気のりのしない時には、時間を置いてみることも必要だ!
ちなみにミラノはじめ、ロンバルディア地方では「bigiare(ビジャーレ)la scuola」といいます。
bigiareは、ロンバルディア地方(だけかはわかりませんが)で使われる「さぼる」という意味の単語です。
響き的には marinare が好き。
それに「学校をマリネしちゃおう」って、なんかかわいいです。