ブログトップ

本日のイタリア語

cucu2.exblog.jp

カテゴリ:本日のイタリア語( 80 )

ミラノのおまわりさん、ひと苦労

La Repubblica紙ネット版に、こんな動画がありました。
「ミラノのおまわりさん、英語の追試を」というタイトルです。

観光客に英語で質問されても、堂々とイタリア語で答えるおまわりさん。
英語とイタリア語がごちゃごちゃになってしまうおまわりさん。
しどろもどろになりながらも、どうにかジェスチャーで伝えようとするおまわりさん。
冷や汗かきながらも困っている観光客を助けようと必死になっている彼らの様子を見て、
笑っちゃいけないと思いつつ、大爆笑させてもらっちゃいました。

合間、合間に出てくるモノクロの映像は、古い映画かな?
田舎から大都会のミラノに出てきたふたりは、思わずここがイタリアであるということを忘れてしまいます。
英語でおまわりさんに道を訊ねると、「イタリア語でお話ししてもらえませんか?」との返事。
そして「ああ! イタリア語がおわかりになるんですね」と、ふたりは大喜びしています。

けれども動画のおまわりさんたちは、このモノクロ映画のおまわりさんのようにはいきません。
英語の質問に対し、イタリア語で答えると「イタリア語はわかりません」とぴしっとひとこと言われてしまっています。
そして「あぁ、おわかりになりませんか…」と落胆するおまわりさん。
あぁpoverino(かわいそうに)!!

でもわたしが大笑いしてしまったのは、彼らの苦労がわかるから。
わたしも英語で質問され、例えその内容がわかったとしても、イタリア語で答えてしまう〜〜!
わたしもミラノのおまわりさん同様、「英語をもう一度勉強しなさい」と言われそうな落第組です。

そうそう、「ミラネーゼは、たとえイタリア語で道を聞かれても英語で答える」と、人に教えられたことがあります。
確かに!
まだミラノに不慣れだった頃、そんなことが何度もありました。
「『イタリア人は英語を話せない』っていう通説は、南の話。ミラノのおれたちは、きちんと英語が話せるぞ」ってアピールかもしれません。
ミラノに行って、英語で道を訊ねる場合、おまわりさんでなく、気どって歩いているミラネーゼに聞くのが正解かもしれません。
ミラネーゼか他の街出身の人かどうか、見分けるのはそう簡単ではありませんが。
[PR]
by arinko-s | 2011-08-09 18:37 | 本日のイタリア語

UN UOMO SENZA PANCIA…… お腹の出ていない人間なんて

『L'Espresso』誌の写真ルポ、ネット版に、ローマ近郊の海水浴場の写真を集めたものがありました。
タイトルは「経済危機時代の海岸」。
朝から夜まで、これでもかっていうくらい、日焼けすることにいそしむイタリア人。
どんなに太っていようが、水着はもちろんビキニ。
若いカップルは、周囲を気にせずイチャイチャで、
監視員はたくましく、そしてそこには必ず屋台。

経済は、今どん底のイタリアですが、海岸は例年と変わらず、ってことですね。
b0171200_214876.jpg

そうです、イタリアの水着は、基本ビキニ。
日本では、ビキニは細い人専用、って感じですが、イタリアではみんなビキニ。
こんな大きなサイズのビキニ、日本じゃ売っていませんよね。
でも例え売っていたとしても、日本の海水浴場じゃ、やっぱりこのサイズは着る勇気でないかも。
周囲に励まされるってことありますよね〜。

b0171200_20532983.jpg

気になったのは、このTシャツに書かれた文字。
UN UOMO SENZA PANCIA È COME UN CIELO SENZA STELLE
腹の出ていない人間なんて、星の出ていない空のようなものだ、と書かれています。
素晴しい、この開き直り!
この「人間」の部分、「男」ともとれますが、ここは男女平等に、男でも女でもお腹の肉は空にまたたく星のようなもの、という意味であってほしいなあ。
だからこそ、女性も堂々ビキニを着られるってものですよね。

写真は『L'Espresso』のLorenzo Meloni氏のもの。
本当の写真はこちらから → 
[PR]
by arinko-s | 2011-08-05 21:08 | 本日のイタリア語

イタリア短編映画賞

イタリアの短編映画賞〈Talenti in corto〉の受賞作品3つが決まったそうです。

ひとつめは、『家の下』

アパートの玄関の真正面に車を駐車することができたステファノは、それだけ(!)で狂喜します。
下に降りてきた彼女もそれを見て、大よろこび。
ステファノは「子どもが欲しくなった」とまで宣言します。

そして翌朝。車を出す前に、ステファノはあらためてしみじみ。
その場所に車を入れようとしたドライバーは、そこがステファノの家の真正面だと知り、「すごいじゃないか!」とひとこと。

そして、ステファノから電話をもらった両親も涙を流して大よろこび!

ふたつめは、『シャロンの番号』。
公衆電話もなく、携帯の電波も届かない小さなアルプスの村で暮らすアンドレア。
ある日偶然立ち寄ったチャットルームで、リーザという女の子と出会います。
「彼にふられちゃった」とウルウルしているリーザに、ステファノは一目惚れ。
しばしおしゃべりを楽しむと、リーザは携帯電話の番号を教えてくれるのですが…
途中で雷が落ち、停電!

足りないのはあと3けた。10×10×10で、可能な組み合わせはたったの1,000通りだと、アンドレアは前向き。
そんなのは、シャロン・ストーンの番号を見つけだすようなものじゃないか、と冷ややかなバールのオーナーをものともせず、ステファノはひとつずつ可能性をつぶしていきます(次々と出てくる携帯電話に答えている人たちは、アンドレアからの間違い電話を受けとった人たち)。

でも、どこまでかけてもリーザにたどりつけません。あきらめかけるステファノにバールのオーナーが「思いついた番号をかけてみろ」と、励まします。
そしてステファノが電話のダイヤルを回すと…
バールにやってきた電気工事士らしきリーザ。タイミングよく彼女の携帯電話がなりはじめます。

「自分で探さなくちゃ、満足する結果にはたどりつかない」と話すステファノ。
バールのマスターがダイヤルを回すと、英語で答える女性! ひょっとしてシャロン・ストーン??

3つめは、『ブラック アウト』。

アパートの向かいの窓の部屋に越してきた女性が気になる老年の男性。
彼は、どうしても冷凍食品のコトレッタ(カツレツ)がうまく焼けません。
冷凍食品の配達人は、お向かいの女性は上手に焼きますよ、と文句をいう男性を相手にしません。

ある夜男性は、今までダメにしてきた冷凍食品の開いた空き箱の裏を継ぎ合わせ、
「質問してもいいですか?」と大きく書きます。
そして、向かいの窓の女性にその紙を掲げると…
いきなりの停電。

ふたりは、それぞれ下に降り、初めて言葉を交わします。
「コトレッタは、何分焼けばいいのですか?」と聞く男性に、
「そうね、わたしは目を離さないようにするわ」と女性。
そして、ふたりは手に持つろうそくを消し、散歩をしに行きます。

という3本。それぞれ楽しめますが、やっぱりイタリアらしいのは駐車場の話??
みんな駐車場がなくて、うろうろしていますよねぇ。ほとんどの人が路駐だから、駐車難民。
そうか、家の真正面に止められるってことは、人生観まで変えちゃうほどすごいことなんですね。
もちろん、おもしろおかしく描いているとは思いますが、きっとイタリア人には共感できるエピソードなんだろうなあ、と思いました。

電話をかけつづけるアンドレアの情熱は、あっぱれとしか言いようがありません。
ステレオタイプのイタリア人ですよね、この彼は。
お〜い、もっと他にすることあるだろ〜〜〜!! って声かけたくなっちゃう。

冷凍コトレッタの話は、実は一番深いのかも。
ひとり暮らしの老人、冷凍食品に頼る食生活、そして老年の恋愛。
高齢化社会と少子化は、日本とイタリアの共通点。
なんだか切なさが身にしみます。
このおじいさん、冷凍コトレッタじゃなくて、手作りのコトレッタを食べられる日がきますように!
[PR]
by arinko-s | 2011-06-30 16:50 | 本日のイタリア語

イタリアで初の同性同士の結婚

レディ・ガガの来日に沸く日本ですが、少し前、イタリアでもレディ・ガガのニュースでもちきりでした。
国民投票の結果に沸いた同じ日、ローマで催されたゲイの権利を求めるお祭りにガガが参加。
感動的な演説をしたのでした。

その後、どこかの市長さん(イタリアの)が「同性愛者の愛は、異性愛よりも純粋で美しい」と発言したかと思えば、先週末、ニューヨーク州でも同性愛同士の結婚を認める法案が上院を通過したとのニュース。
あ〜、なんだか世の中動いているなあ、と思っていたら、
昨日、イタリアでも初の同性同士の結婚式が、ミラノのプロテスタントの教会で行われたそうです!!

カトリックのお膝元であるイタリアで、これは大ニュース。
なにしろ、カトリックの教会では同性愛や中絶、人工授精など御法度です。
でも時代は確実に流れています。
ローマ法王はどんな反応を示すのか、とっても気になります。
[PR]
by arinko-s | 2011-06-27 22:14 | 本日のイタリア語

国民投票バンザイ!

イタリアの国民投票が終了。
今回の国民投票には、4つの命題がありました。
2つは、公共水道事業の民営化について。
ひとつは、今後の原発政策について。
4つめは、首相、議員の裁判出廷免除法について。
そして、その4つがすべて、ストップされる結果になりました。
イタリアの各地でお祭りのような騒ぎになっている模様。
参加したかった〜〜。

そして、You Tubeでは、こんな動画が話題になっているそうです。


以下、訳文と照らし合わせてどうぞ!

国民投票には行かないよう呼びかける首相に従って、アンティグアにある首相の別荘で週末を過ごした側近たちが帰国。もちろん政府専用機で。

CA「議員の皆様、間もなく当機はローマ・フィウミチーノ空港に着陸いたします。皆様にお知らせしなくてはならないことがございます。海の家にご招待し、皆様にお願いしてきたにもかかわらず、国民投票は残念ながら、成立いたしました。水に関しての投票は『シー(Yes)』が勝ちました。つまり、水は引き続き公共事業として残ります」
「まあ、そうだろうな」
「すみません、少なくとも原発を造ることはできるのかしら」
CA「残念ながら、この件に関しても『シー』が勝ちました」
「受け入れなくてはならんね」
「まあ、しょうがないわね」
CA「つまり、皆様の原発に対する経済投機はすべて取り下げられ、クリーンで再生可能なエネルギーに預けていただくことになります」
「仕方ないね」
「子どもたちのためね」
CA「この週末、アンティグアの首相の別荘で、皆様が楽しくお過ごしになられたことを願っております」
「おじょうさん、国民投票は4つの事項に関してじゃなかったかい?」
CA「ええ、まあ……。議員の出廷免除に関しても『シー』が勝ちました」
(機内パニックに)
CA「皆さん、落ちついてください。ゲディーニ(ベルルスコーニ首相の側近中の側近)がどうにかしてくれるはずです。わたしたちのテレビニュース(ベルルスコーニ首相所有のテレビ局のこと)では伝えませんから。わたしたちの調査によれば、海外でもわたしたちの味方をしてくれるとのことです」

*『シー』が勝ったというのは、設問がすべて「ストップすべきか」との問いだったためです。
つまり、この飛行機に乗っている議員たちは皆、裁判出廷を求められたら困る立場にあるということ。そのためにパニックに陥っているんですね。まったく。

とにもかくにも、イタリアが脱原発に向かって一歩踏み出したことに拍手!
フランスの原発で作られた電気を買わないためにどういう政策を打ち出すのかは、これからの課題。まだ本当の脱原発に至までには時間がかかるかとは思いますが、日本もイタリアに続きますように。

追記:ここに動画を埋め込むと右側が切れてしまうことに気づきました。
正しいサイズの動画はこちら→
[PR]
by arinko-s | 2011-06-15 18:19 | 本日のイタリア語

ラファエロの『エゼキエルの幻視』

b0171200_16183939.gif


フィレンツェのピッティ宮殿に飾られているラファエロの名作。
約40×30cmの小さな作品です。
実はこの絵、贋作の可能性が高くなってきたようです。

始まりは2008年、ヴェネツィアの美術史家ロベルト・デ・フェオ教授の元にかかってきた一本の電話。
フェッラーラ近郊(エミリア・ロマーニャ州)に住むコレクターの収集物の中に、ピッティ宮殿のラファエロの絵とそっくり同じものがあり、これを見た人は皆、間違いなくこちらの方が美しいと声をあげるのだという話。
さっそくその絵の写真を見せてもらったデ・フェオ教授は、感動のあまり手が震えた、と語っています。

それから3年、デ・フェオ教授はロンドン、パリ、ローマ、フィレンツェを駆け巡り、さまざまな文献を集め、X線などなどからも証拠を積み重ねていきます。
そして今、確信を持って、ピッティ宮殿に飾られているものは贋作だと発表したそうです。

その根拠はというと、
●ピッティ宮殿に飾られているものをX線に通すと、線を直したあとがほとんどないこと。つまり描きながら構造等を練った形跡がまったく見られない、ということは模索に過ぎないという証拠。

● ピッティ宮殿の方は、色の載せ方が、ラファエロの時代よりも、後の時代のものだということ。

● ラファエロはいつでもポプラ材を使っていたのに、ピッティ宮殿のものはオーク材が使われていること。新たに発見されたものは、ポプラ材が使われている。

等々。その他、細かく部分、部分を比較し、どちらの絵が技術的に優れたものであるかを検証しています。

またこれまでは、
1510年に描かれたこの絵は、
1556年に絵を依頼したボローニャのエルコラーニ伯爵からメディチ家にわたり、その後
1799年ナポレオン軍によりルーブル宮へ持ち去られ、
そして1816年にフィレンツェに返還、
という経緯をたどったものと考えられてきたそう。
ただし、1983年に催された「ラファエロ生誕500年展」で、この絵もオリジナルとして飾られたものの、カタログにX線写真は掲載されなかったということ。
この点から、実は関係者はすでに疑いを持っていた? との疑問も沸いてきているようです。

一方、デ・フェオ教授の研究では、
実はこの絵がメディチ家に渡った証拠は何もなく、
1589年にフランスの著名なコレクターの元へ買い取られたことがわかったそうです。
その後、オルレアン公爵の元に渡ったのが1706年。
1799年にイギリスに渡ったことまで突き止められたそうですが、その後1844年に、突如姿を消してしまいます。

ロンドンのナショナルギャラリーの館長は、1995年にこのオリジナルと思われる作品の存在を知ったそうです。
以来、ピッティ宮殿に飾られている『エゼキエルの幻視』を引用することはなくなったのだとか。それはつまり、
「彼はすでに、ピッティのものはオリジナルではないと気づいていたからに過ぎない」とデ・フェオ教授は話を締めくくっています。

このオリジナルかどうかを見極めるための経緯や、この絵が辿ってきた道乗りは、とても興味深いものですが、それよりもわたしは、このフェッラーラに住むコレクターのことが気になる。
なんでもこのコレクターの男性を知っている人は、ほとんどいないのだとか。
コレクターだということを隠しているのでしょうね。
彼とコンタクトを取るには、ブローカーを通さなくてはならないそうです。
ひょっとして隣に住むおじさんが、実はものすごい美術収集家だった、なんてことがイタリアならあり得るのかもしれません。

ちなみに、新しく発見された『エゼキエルの幻視』は、今年中にローマにあるAccademia dei Lincei(リンチェイ アカデミー)にて公開予定だそうです。

(L'Espressso誌 5月12日号より)
[PR]
by arinko-s | 2011-06-09 16:32 | 本日のイタリア語

手の込んだ抗議!

先日、「イタリアでは原発計画をストップ」と書きましたが、
その後、4月26日にベルルスコーニ首相は「原子力発電は最も安全なエネルギー」と発言。
その上で、原子力開発の重要性を訴えたというのです。

これに、猛然と反発したのがNGOのグリーンピース。
6月に予定されている国民投票が延期されることを懸念し、こんな抗議に。

まず早朝、ローマ市中心部にあるパラッツォ・ヴェネツィア(国立美術館)に向かい、クレーン車を使ってバルコニーに垂れ幕をかけました。
そこに描かれているのは、原子力発電のアイコンマークに笑みを浮かべるベルルスコーニの似顔絵。
それを録画したものに、ベルルスコーニを真似た演説をかぶせ、動画を作ったのです。

ベルルスコーニの声を真似た演説はこんなことを言っています。
以下、動画を観ながら読んでください。

親愛なる友人たち、美しい女性の皆さん、そして市民の皆様、わたしたちの未来は、原子力エネルギーです! はくしゅー! ありがとうございます。
福島のことを心配する必要はありません。わたしは、個人的なことで忙しいのです(たくさんの訴訟を抱えているから)。福島を(イタリアに)作ることは、なによりとても機能的なことです。福島2号と呼ぼうじゃありませんか。
世界は、原子力を放棄しようとしています。でもわたしたちイタリア人は独自の路線を行く、機知に富み、不屈の精神を持つ国民です。周囲を気にすることがあるでしょうか。前へ進みましょう。
共産主義者たちが仕組んだ(原発のぜひを問う)国民投票を、わたしは断固阻止するつもりです。こんなに多くの人々が脅える原子力の大惨事から、我が国をのけ者にしようとしているのです。
国民投票には投票しないでください。イタリアは、超現代的な原子力発電所を手に入れるのです! 国民の皆さん、あなた方の未来を決めるのはわたしです。皆さんも納得済みですよね。あらゆる世論調査が、わたしにそれを証明してくれているのですから!


そして「原子力に関する未来は、自分たちで決める」とグリーンピースのスタッフが締めくくっています。
こんな手の込んだ手法で抗議をするところも、皮肉たっぷりに相手を揶揄するところも、イタリア的。
それにしてもこのもの真似さん、そっくりです。びっくり!!
(4月9日付け La Repubblica紙ネット版より)
[PR]
by arinko-s | 2011-05-10 16:47 | 本日のイタリア語

原発反対コンサートにアーティス結集

5月1日のことになりますが、ローマで原発に反対するアーティストたちがコンサートを開催したそうです。
はっきりと原発反対の意思表明をし、コンサートに参加したのは、
日本でもお馴染みのEnnio Morricone(エンニオ・モリコーネ)や
大御所Gino Paoli(ジーノ・パオリ)、
トリノ出身のSubsonica(スブソニカ)、
プライヴェートは謎に包まれているGiuliano Palma(ジュリアーノ・パルマ)、
Daniele Silvestri(ダニエーレ・シルヴェストリ)などなど。

日本では、有名人が自分の思想を明らかにすることは敬遠されるのですね、きっと。
日本でもこんなコンサートが行われたら、もっと勢いよく風向きが変わるのにね。
(5月2日 La Repubblica紙ネット版より)

追記:このブログをアップしたら、管首相が浜岡原発で稼働中の4、5号機の停止を要請、というニュースが! 
[PR]
by arinko-s | 2011-05-06 19:36 | 本日のイタリア語

cammina cammina  歩け歩けイタリア縦断ツアー

今年はイタリア統一150周年です。
その記念行事のひとつとして『Cammina Cammina」(歩け歩け イタリア縦断ツアー)というイベントが行われるそうです。
政治・経済と様々な問題が山積になり、州や町でばらばらになりかけたイタリアを、「もう一度まとめようではありませんか」というのが、もうひとつの開催目的のようです。

出発はミラノのカッシーナ・クッカーニャ。
出発日は5月20日の朝8時。
1日15〜35キロの道のりを歩くそうです。
ミラノを出発した後は、パヴィア、ピアチェンツァ、ルッカ、サン・ジミニャーノ、サン・クイリコ・ドルチャ、ヴィテルボ、ローマなどを経由して、ゴールは7月の1日、ナポリです!

参加希望者はサイトから申し込むだけ。
もちろんすべてのコースを歩く必要はなく、好きな場所から始めて、好きな場所で撤退することも可能だそうです。

え〜〜〜、楽しそう!
遠足気分で参加したい!

って、もちろんわたしは参加できそうもないので、そのころイタリア旅行を予定している方、ぜひトライしてみてください!
さっそくサルデーニャやナポリ以南の住人たちから「どうしてわたしたちの町は歩かないの?」という不満の声や、「なんて素敵なイベント!」なんていう声がたくさん上がっているので、
きっとわいわい楽しいお祭りになる気がします。
わたしも、一緒に歩きたかったなあ。

お勧めはやっぱりトスカーナの丘です。
b0171200_22203062.jpg

(写真はこちらのサイトより転載)
あんなところひたすら歩いたら、気持ち良さそう。アップダウンがきついに違いありませんが…
でも実はコースの中、聞いたことのない名前もたくさんあります。
古い街道を歩くそうなので、中世の町なのでは? と想像が広がります。
宿泊は簡易宿泊所や修道院
これまたイタリアらしくて、うらやましい。

そうそう、この時期、イタリアではかなりの日差しの強さが予想されるので、「帽子だけはお忘れなく」とのことですよ〜。
(4月26日付け La Repubblica ネット版より)
[PR]
by arinko-s | 2011-04-27 22:22 | 本日のイタリア語

Stop Nucleare!

イタリアでも原発の開発についての議論が盛んに行われています。
もちろん、日本の地震、津波、その後の福島第一原発の事故を受けてのこと。
「原発は安全」という神話は、世界中で崩壊したのだと思います。

そして今日、イタリア政府は原発の建設計画中断を決定しました。
6月の12〜13日に、今後の方針についての国民投票が行われることになっているそうです。

イタリアが原発を放棄したとしても、陸続きの各国に原発がある限り、危険を回避できるわけではない、という見方もあるようです。
単なる選挙対策に過ぎない、という意見もあります。
でも、いずれにせよ大きな前進であることに変わりありません。
国民投票でも、原発開発が否決されることを期待します。

とはいえ当の日本では、いまだ原発を「現状程度にとどめる」という意見が半数以上を占めた、という世論調査の結果が発表されました。
でもこう答えた人の内訳は、もちろん原発のない土地に住む人たちが圧倒的に多かったと聞きました。
遠く離れた土地に原発作って、その恩恵だけをちゃっかり受けたがっている、とも取れなくないこの答え。
じゃあ、あなたたちの土地に作ってね、って言われたら、みんなOKするのかなあ??
きっと「それは困る」って、断るんじゃないのかという気がします。
原発の近くに「喜んで住む」「住んでもよい」「住みたくない」「住めない」っていう設問を作ってもらいたかったなあ、って思いました。

(4月19日付け「CORRIERE DELLA SERA ネット版より)
[PR]
by arinko-s | 2011-04-20 20:39 | 本日のイタリア語