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本日のイタリア語

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「コーラス」と「画家と庭師とカンパーニュ」と「イブラヒム伯父さんとコーランの花たち」

フランス映画を立て続けに3本。
フランス語の達人でもある恩師のお見舞いに、何かフランス映画のDVDを送ろうと思って、
あれこれ探しているからなのですが。

劇場で見逃したこの3本、期待通りにどれも良かった。
中でも私は『画家と庭師と…』が好きでした。
いや、イブラヒムおじさん役のオマー・シャリフもとっても素敵だったし、
少年たちの歌声にはうっとりしちゃいました。
甲乙つけがたい3本かもしれません。

どれも、人と人との関わりが暖かく描かれていて、
それでいて、行き場のない人間臭い思いもあったり、
しかも素晴らしく美しい情景!

でもどれも「死」が出てきてしまう。
それではダメなんです。お見舞いですから。

あ〜、何か誰も死なない素敵なフランス映画ってないでしょうか?
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by arinko-s | 2009-09-24 15:35 | 映画 ヨーロッパ

縞模様のパジャマの少年

あと少しで上映終了と知り、慌てて見に行ってきました。

「縞模様のパジャマ」とは、ナチスの強制収容所に収容された人たちが着せられている収容服です。
主人公のブルーノは、ナチス高官の父親の転勤に伴い、
ベルリンから収容所のある片田舎に引っ越してきました。

友だちとお別れしなくてはならなかったばかりか、
この田舎には子どもなんか誰もいません。
子どもと言えば、自室の窓から遠くに見える農場にいる子たちだけ。

もちろん、それは農場なんかではありません。収容所です。
両親にその子どもたちや農場のことを訊ねても、はっきりとは返事をしてくれません。
ただ、「その子たちと遊んではいけない」と禁止されるだけです。

ブルーノはある日、言いつけを破り探検に繰り出します。
裏庭を抜けて窓から見た農場(収容所)へ行ってみたのです。
そして、有刺鉄線越しに一人の少年と出会います。
少年の名はシュムエル。
やっと出会った子どもです。
ブルーノは無邪気に、毎日のように彼を訪ねるようになりました。
そして二人の間には、不思議な友情が芽生えていくのです。

しかし、ブルーノは再び引っ越すことになってしまう。
シュムエルとの別れを悲しむブルーノは、シュムエルの為に一役買おうと決心しました。
そして、お別れの当日……。

衝撃の結末です。
実は原作を既に読んでいるので、その結末を知っていたにもかかわらず、
涙がポロポロこぼれてしまいました。
BGMの迫力と、その後の静けさ。
映画ならではの演出でした。

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イタリアでは、とあるネット書店でもう2年近くこの本が、児童書部門の1位に輝いています。
最初、ジョン・ボインという作家も知らなくて(アイルランドの作家です)、
いったいこの本はどんな本なのだろう、とずっと興味津々でした。
ちょうど一年前、やっと日本語の翻訳本が出て、さっそく手に取ったのでした。

映画と原作の大きな違いは、
原作の方が、ブルーノの無邪気さがもっと強調されていること。
その点が映画ではさらっと描かれていて、そこは原作の方が結末への流れに説得力があるように思いました。

強く感じたことは、
子どもにきちんと説明できないようなことを、大人はしてはいけない、ということ。
そして、子どもから子どもの世界を奪ってはいけない、ということ。
肝に銘じなくては。

ちなみに、日本でこの映画はPG−12指定です。
そして、この本は今年の高校生の課題図書。
イタリアの児童書部門でトップをぶっちぎっていることを考えると、
イタリア人と日本人の意識の差が伺えます。
私は4年生の息子に読み聞かせちゃいましたけど。
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by arinko-s | 2009-09-16 19:17 | 映画 ヨーロッパ

サブウェイ123

仕事に行き詰まり、あ〜もう! って、すべてを振り払って映画館に行っちゃいました。
とにかく、手っ取り早く気分転換したかったのです。
だって、気づいたら、今日はレディースデイじゃないですか。

いや〜〜、怖かったです。
久しぶりに、ハラハラドキドキものを見ました。
私もあんなふうに人質に取られたら、きっとあっという間に気絶しちゃうな。
気絶しなきゃ、ぎゃーぎゃー泣き叫んじゃうかも。
人質の皆さんが解放された時、思わず「お疲れさま」って声かけたくなっちゃいました。

にしても、トラボルタって役によって変幻自在。
前知識なしで見たから、しばらく気づきませんでした。

で、帰って仕事、って思っていたけれど、
ドキドキしすぎて、何だかぐったり疲れちゃいました。
この息抜き法は失敗だったかも。
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by arinko-s | 2009-09-09 21:06

マルタのやさしい刺繍

最近時間がなくて、ちっとも映画館に足を運べていません。
この『マルタのやさしい刺繍』も行かなきゃ行かなきゃと思っているうちに上映が終了してしまった一本。やっとDVDで見ることができました。

舞台はスイスのエレメンタル地方の小さな村。
伝統を大切にするこの村の人たちは、とても閉鎖的。
新しい空気を望みません。

この村に暮らす80歳のマルタは、8ヶ月前に亡くなった夫を思い出してはため息をつく日々を過ごしていました。
しかし、ひょんなことから昔抱いていた夢を思い出します。
それは、自分で作った手作りのランジェリーブティックを持つこと。
そして、夢に向かって歩き出しました。

そして、やっとブティックをオープン。
しかし保守的な村の人たちは冷ややかな反応を見せるだけでした。
でも、マルタは負けません。
友人たちの協力で、今度はネットショップをオープン。
思いもよらぬ反応を得て、嬉しい悲鳴をあげるのです。
そして村の人たちの反応も少しずつ肯定的になっていきました。

というあらすじ。
とにかく、マルタがかわいい!!
とくに「ランジェリーブティック」と、口を尖らせて言うしぐさがかわいい!
この映画を見たら、絶対マルタのファンになること請け合いです。
暗く沈んだ毎日のマルタでしたが、自信がついていくに従って、表情がどんどん明るくなる。
息子にも嫌みたっぷりのオヤジにも、有無を言わせないような強さを見せるようになるのです。

こんなにかわいいおばあちゃんになれるなら、年をとるのも悪くないな、と思いました。
私も、若いころの夢は捨てずに取っておこうと思いました。
ホント、お勧めの一本です。
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by arinko-s | 2009-09-07 18:28 | 映画 ヨーロッパ