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本日のイタリア語

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ci mancherebbe

パヴェーゼの『丘の上の家』の講読クラス。
ずっと更新していませんでしたが、長い夏休みを終え、前期の授業が三回。
それも終了し、昨日後期が始まりました。

一度は終戦を迎えたと思ったものの、再び戦況が悪化。
トリノの町もコッラード先生が暮らす丘の上も空襲を受けます。
シチリアには連合軍が上陸し、シチリア市民は解放されています。
その状況は、トリノの人たちもコッラード先生もラジオで知っている。
そしてトリノの人たちは、もっとトリノに近いローマかジェノヴァに連合軍が上陸してくれることを願っています。すでにドイツ軍が自分たちを守ってくれるわけではないと理解して。

そんな日々の中、コッラード先生はかつての恋人、カーテの一人息子、ディーノが自分の息子ではないかと、疑いを募らせていきます。
しかしカーテに訊ねてもまったく相手にされず。「だったら何よ」って感じです。
真実は未だ闇の中。
でもコッラード先生は確信にも近い直感でディーノをかわいがっています。

とそんなところまで話が進みました。

先日、コッラード先生の下宿先のおばあさんが、一人娘エルヴィーラと先生をくっつけようとして、2人をからかうシーンがありました。
おばあさんの冗談にコッラード先生が一言
「ci mancherebbe anche questo」(チ マンケレッベ アンケ クエスト)と答えるシーンがありました。
ci mancherebbe で「うんざりだ」「とんでもない」「そんなことあるもんか」「まったく」という意味があるそうで、
この場合、コッラード先生は他にもうんざりしていることがあって、「これにも(アンケ クエスト)うんざりだ」と答えているわけです。

村上春樹の小説の「やれやれ」という台詞が、まさにこの「ci mancherebbe!」ではないですか。
なんだかコッラード先生が村上小説の「ぼく」に思えた箇所でした。
「ふ〜、やれやれ」ってね。

逆にイタリア語版村上小説のこの台詞は「ci mancherebbe」と訳されているのか、
ちょっと調べてみたくなりました。
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by arinko-s | 2009-10-30 12:22 | 本日のイタリア語

今、学ぶべき国、イタリア

20年前の『BRUTUS』です。
古本屋さんで見つけて、即買いしちゃいました。

バブル時代の産物っていう感じでした。

こんなに働くのはやめようよ。
もっと優雅にヴァカンスを楽しもうじゃないか。
そうそう、イタリア人を見てみなよ。
仕事はそこそこ、それでも別荘持って、ボートも持って、毎晩おいしいもの食べて、おいしいワイン飲んで。
お金を手に入れたぼくたち日本人も、今こそそんな暮らしをしようじゃないか!

って感じでしょうか。
経済に翻弄されるのはどこの国も大なり小なり同じだと思いますが、
こうして過去のイタリアと対面すると、
やっぱりイタリアの底力を感じます。

20年前のイタリアは、好景気に浮かれることなく、
いや浮かれていたのかもしれないけれど、日本のそれとは明らかに違う優雅さで、
先祖が使っていた家や家具を譲り受け、それを守り続けている。
古きものを大切にすることこそ最高の贅沢だ、と言わんばかりです。
日本人が、使い捨て文化のおかしさに気づいたのなんて、ホント最近のことじゃないでしょうか。
そうそう、もっと早くにイタリアに学ぶべきだったのね、なんて思ったりして。
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by arinko-s | 2009-10-16 16:49 | 読書 日本語

Ricordati di me

邦題は『リメンバー・ミー』。イタリアのある家族の物語。
監督はガブリエーレ・ムッチーノです。

作家になる夢が忘れられない、父親のカルロ。
一方母親のジュリアは女優をしていたころの自分が忘れられず、再び舞台に立つことを決意。
19歳の息子パオロはいつも自分に自信を持てず、好きな女の子にも相手にしてもらえない。
17歳の娘ヴァレンティーナはテレビで踊る女の子になろうと躍起になっている。

と、4人がそれぞれ自分のことに精一杯で、お互いを顧みず、家族はバラバラ。
崩壊状態だったところに、カルロが昔の恋人と再会し、ヤケボックイに火がついてしまう。
カルロが彼女の元に行くことを必死でとどめようとしたジュリア。
その手を振り切って、通りに飛び出したカルロは車に轢かれてしまう。

ジュリアは突然の悲劇に戸惑いながらも、自分の気持ちに正直になろうと、必死でカルロの看病を続ける。
家族は絆を取り戻したかのように見えたけれど…。

というのがざっくりした粗筋です。
本当に一般的なイタリアの家庭という気がします。
兄弟2人のやりとりも倦怠感に包まれた夫婦も高校生の日常も、どれも想像に難くない。
ストーリーがどうこうというよりも、ひとつひとつのシーンがとっても興味深かったです。
イタリアの日常がすっごく良くわかる一本でした。

唯一想像の範疇を超えていたのが、カルロの同窓会。
50代(40代後半かな?)の同窓会ですが、その騒々しいこと!
みんな若者のように踊り、お酒を飲み、そして通り過ぎる異性の元同級生の頬に触れる。
もちろん挨拶はほっぺたのチュです。

日本だったらあり得ません。
いやあるのかもしれないけど、私だったらオヤジになった元同級生のほっぺたに触れるなんて、イヤだなぁ。

イタリアのショービズ界に憧れるヴァレンティーナですが、これも日本じゃ考えられないことのひとつかも。
イタリアのバラエティー番組は、どれもこれも裸同然の女の子たちが欠かせません。
番組のオープニングで、途中で、エンディングで、あらゆるシーンに登場しては踊ります。
このダンスガール(っていうのか知らないけれど)が、小さな女の子たちのなりたい職業ナンバーワンだと聞いて驚いたっけ。
ホントか〜?? ってずっと思っていたけれど、ヴァレンティーナを見ていたら、まんざら大げさじゃないのでしょう。
「見られてナンボ」のイタリアならではのエピソードです。

そして最後の最後はというと…
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by arinko-s | 2009-10-15 22:16 | 映画 イタリア

LA SOLITUDINE DEI NUMERI PRIMI

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もう一年以上、イタリアのベストセラーを飾っている一冊。
気になって購入したものの、後回しにしていました。
そうしたら、邦訳が出てしまったではないですか!
もちろん悔しいからオリジナルで読みました。

幼い頃に起こした事故と事件で、それぞれ心に傷を負ったアリーチェとマッティオの恋の物語です。
邦題は原題そのまま『素数たちの孤独』。

1と自分以外に約数を持たない素数。間に偶数を挟んでいる2つの素数、例えば11と13、17と19、そういう素数は双子素数と呼ばれている。2つの素数はとても近くにいるのに、間の偶数に邪魔され、決してそれ以上近くなることはできないし、触れ合うことができない。

マッティアは、自分とアリーチェはまさにこの双子素数のようだと考えていました。
お互い自然と惹かれあって、心を許し、親しくなっていくのに、
ちょっとしたすれ違いから、遠く離れてしまう。
結局、最後まで交わることなく2人は平行線をたどることになるのでした。

切なくて、悲しい恋愛小説です。
子どもの頃に負った心の傷って、こんなにも深くその後の人生にのしかかってくることがあるかと思うと、やるせなくなります。
誰でも心の傷やそっとしておいて欲しい思い出ってひとつや2つはあるものだと思うけれど、それをどうにか心の奥に隠して、他人と付き合って生きていく術を覚えて行くものだと思います。
でも、このマッティアとアリーチェにはそれができない。
もどかしかったり、じれったかったりしますが、それでいてその孤独もよくわかる。不思議な小説でした。
好きか嫌いか別れるところだと思いますが、私は前者。
かなり物語の中に引き込まれました。

全体的に切ないお話ですが、いくつも大笑いしてしまう場面もありました。
例えば、アリーチェが彼女に好意を抱いているファビオに夕食に招かれたときの話。
拒食のアリーチェはファビオの手料理をこっそりトイレに流してしまいます。するとトイレが詰まってしまって、水がポトポトあふれ出てきてしまう。トイレから出られなくなったアリーチェは、「このわずかな水で溺れられたら良いのに」と願う。そんなアリーチェの気持ち、笑っちゃうけど、よくわかる。

アリーチェとマッティアのことを身勝手と取る人もいるみたいですが、私は全然。
私もこんなふうにできたらすかっとするのに、って思えるところたくさんありました。

物語の最終章にさしかかる頃、ちょうど一緒に時を過ごしたアンドレアにこの本のことを聞いてみました。
私の一番気になったのは、本当にマッティアのような内向的で静かな男子がイタリアにもいるのかということ。
もちろん、論理的に言えば「いる」ということはわかっています。
でも、そういうイタリア男子に実際会ったことがない!

アンドレアの答えは「もちろんいるよ〜〜」って。
マッティアのような男子は、イタリアでは生きにくいんだろうなぁ、って思います。
私はかなり好みだけど。
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by arinko-s | 2009-10-11 14:47 | 読書 イタリア語

日帰り京都 

ピネッラたちとの観光4日目。

最終日のこの日は、朝5時半に起きて、京都へ。
アンドレアは、新宿、恵比寿、代官山、代々木公園をまだ見ていないから、と一人東京に残ることに。
ピネッラとラファエーレとの3人旅になりました。

コースはすべて任せると言われ、この2日間ガイドブックとにらめっこ。
正味9時間ほどで、どれくらい回れるものか、はずしていけないのはどこか。

やっぱりまずは清水寺。
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あいにくの天気だったけれど、清水坂は人でいっぱい。
ピネッラたちの足もすぐに止まって、仁王門にたどりつくまでに30分以上かかってしまいました。
意外だったのは、ラファエーレが“生八つ橋”を試食し気に入ったこと。
バナナチョコレートが入っている八つ橋(こんなものがあるとは!)を2回もらっていました。

清水の舞台は、記憶の中のまま。
迫力です。
あとひと月遅かったら、紅葉に包まれているのかな。

本堂の裏には「地主神社」というものがあるんですね。
「どうしてお寺の中に神社?」
答えられませんでした。今更ながらすごく不思議です。

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本堂からの坂道で、ムカデと出会いました。
初めて本物見たかも。

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三年坂から二年坂へ。
そして
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これぞ、“ザ・キョウト”? 
期待通り、2人とも興奮ぎみに喜んでくれました。
お天気が良かったら、もっと煌めいてくれたのかなぁ。

お次は
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龍安寺の石庭です。
このお庭、私自身とっても感動した記憶があり、きっと喜ぶと思っていたのですが…

ダメだった〜。この侘び寂びはまったく理解されず。
「これが?」「えっ、これだけ?」とがっかりされてしまいました。

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まあ、お庭の青もみじは素晴らしく美しかったです。

本当は仁和寺、広隆寺と続けて行きたかったのですが、
「もうお寺はいいや」と。龍安寺によほどがっかりしちゃったのかも。
じゃあ町に出ようか、と思いきや、ピネッラがガイドブックの写真を指差し、「ここには行っておきたいわ」と。

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再び町を突っ切って、伏見稲荷へ。
雨足も強くなって、もう薄暗くなり始めていましたが、その赤い鳥居のトンネルは美しかった。
2人もご満悦。しかもここは商売繁盛の神様が祭られている神社。
しっかり2人の商売繁盛を祈願して、招き猫を購入。

それにしても、なぜ鳥居のトンネル? 
ガイドブックにも書いていない。
きっと何か理由があるはずですよねぇ。どうしてこんなにたくさんの鳥居を建てたのだ?
ホント不思議です。

それから町に出ました。やっと昼食兼早めの夕ご飯。
そして、夜の祇園。
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最後はこの古い町並みに2人とも満足した様子。
私もホッと胸をなでおろし観光終了です。

京都駅に出て、最後のお土産購入。
七味を購入した私の真似して、ピネッラは激辛七味と粉山椒をいくつも買っていました。
七味はまだしも山椒をイタリア人が使うかなぁ? って疑問でしたが、まあいいか。
きっと感想を教えてくれるはず。楽しみにしていようと思います。

帰りの新幹線は、2人とも爆睡。
品川駅でお別れです。
とっても良い人たちだったので、私はウルウル。
少しでも喜んでもらえたのなら、嬉しいのだけれど。
にしても、もっともっと日本のこと勉強しなければ。
電子辞書の百科事典でいろいろ調べながら、帰宅しました。
とりあえず、新たにわかった知識をイタリア語にして、後日説明ということでメールしようっと。
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by arinko-s | 2009-10-10 18:40 | 本日のイタリア語

歩く歩く東京案内 その2 3日目

朝から雨でした。
今日のメニューは、皇居、渋谷、青山、新宿。
夕方から彼らの来日の目的でもあった、ウェディングドレスのショーがあるということで、夕方早めにホテルに戻ってこなければなりません。

まずはタクシーで皇居二重橋へ。
想像していた通り、ここはちょっとがっくりポイントでした。
中に入れるわけでなし、大きな門と二重橋を見て終わり。
いろんなところから皇居のうっそうとした茂みを眺めてきましたが、でも実は私、このポイントに立つのは初めて。
くるっと振り返ると、皇居外苑のその向こうに丸の内のビルがにょきにょき立っていて、
こちらの風景の方が興味深かったです。
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携帯で撮影している私に気づいたラファエーレ。
彼もさっそく、周囲と反対向いて撮影していました。

次は山手線。
途中、東京国際フォーラム、八重洲の『PAUL』へ立寄りながら東京駅へ。
しかし、東京駅は広い。歩いても歩いても山手線にたどり着かない感じ。
地下の食堂街や、重ねられたお弁当に、いちいち反応して立ち止まっちゃうからっていうこともあるんだけど。

原宿で下りて、表参道を歩き、青山方面へ。
まずはラフォーレでウィンドーショッピング。
ジャイロ、表参道ヒルズはとりあえず素通りして、
途中『アニエスb』でアンドレアの彼女へのおみやげを購入。
『イッセイ・ミヤケ』でまたまたバッグを買ったり、『コムデギャルソン』を見たりしながら、『プラダ』へ。
『プラダ』はもちろんビルを見るため。
あの建築って何度行ってもすごいと思います。
でも外で写真撮影している人の数を考えたら、中は閑散としたもの。
「ねぇ、どうしてこんなにガラガラなの?」と不思議がるピネッラに「不景気だもの」と私。
いやあ、あのビルが無くなるなんてことがありませんように。

もうとっくにお昼も過ぎているけれど、みんな休もうとする気配なし。ホント、タフです。
従って、そのまま地下鉄に乗って渋谷へ。

ラファエーレがどうしても行きたがっていたお店『マンダラケ』。
住所も電話もわかりません。「交番で聞いて」と言われ「この都会でおまわりさんが答えられるわけないよ」と思いつつ訊ねてみると…即答でした。
かなりの数の外国人が訊ねにくるらしいです。
ありました、ありました『マンダラケ』。

入るのを躊躇しているピネッラと私は外で待っていることに。
しかし待てども待てども彼らは戻ってきません。
仕方ないので呼びに行ってみると、漫画とフィギュアとDVD。そんなものがぎっしり並んでいるお店でした。これは…時間かかるよなぁ、と納得。
お店を出てきたアンドレアの手には「ルパン三世」のフィギュアが握られていました。
『カリオストロの城』を見て以来、けっこうファンだそうです。
ルパンといえばイタリアの名車『フィアット500』に乗ってるの知ってる?
もちろん知っていました。
イタリアでは、ルパンのDVDはほとんど手に入らないのだとか。
今度見つけたら『アマルフィ』のDVDと一緒に送ってあげようっと。

さて、この日は早めにお役ごめん。
みんなをホテル最寄り駅まで送り届けて退散しました。
それでも、けっこう歩いた一日。
疲れもたまってきて、私の体力は限りなく限界に近づいているかも〜。
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by arinko-s | 2009-10-09 16:57 | 本日のイタリア語

歩く歩く東京案内 その2 2日目

ピネッラとラファエーレとアンドレアの3人、サレルノで4つお店を経営しているそうです。
そのうち2軒はウェディングドレスのお店。
今回の旅は、日本でウェディングドレスのショーを見るためと、日本のウェディング事情を見るという目的もあったようです。

2日目の日曜日は、さいたま市の式場を見学、そしてウェディングドレス屋さんを2軒見たいということ。まずは、結婚式場へ。

南フランスをイメージして作られたというその式場。
小さなチャペル、そして2つの披露宴会場。
見学させてもらいつつ、マネージャーの方にあれこれ質問をし、
披露宴で出されるデザートをいただき談笑。

一番の興味は、ここで式を挙げる人たちがどんなドレスを選び、それを買うのか、それとも借りるのか、ということ。そして披露宴にどれくらいのお金をかけるのか、ということでした。
この会場では平均的な費用が300万円から400万円、招待客は80人、70%の新婦さんがドレスを購入されるそうです。

それに対し、イタリアはというと…
彼らの暮らす南イタリアでは、招待客は300人! 費用は1千万円くらい!!! 
そういう披露宴を行うことも少なくないとか。
聞き間違いかと思っちゃいました。
そしたら2人も3人も子どもがいるうちはどうなっちゃうんでしょう?
あまりにもお金がかかるから、今は式を挙げずに一緒に暮らし始めるカップルも多いのだとか。
式の費用にローンを組んでまかなう人たちも多いそうです。
いやいや、びっくりしました。

ちなみにラファエーレとアンドレアの兄弟。
2人ともかなりのハンサムだし、おしゃれ。しかももう何年もお付き合いしている婚約者がいるのだそうですが、未婚。 
親公認だから、夏のヴァカンスとかも両親共に過ごすらしいですが、いまだに彼らは実家暮らしだそうです。
なんでまた??? 
やっぱりマンマと一緒に暮らしている方が、居心地が良いんでしょうかねぇ。

日本独特の式場に、興味津々の3人でしたが、あのきれ〜いに作られた疑似空間には疑問だったようです。
ぴっちり閉ざされた暗い式場にも、ヨーロッパを模した石畳にも。
もっときれいな景色のある解放された空間の方が良いのに、と。
そもそもクリスチャンでもないのにチャペルで神父さん立ち会いのもと式を行うというところも、なかなか理解できないでしょうね。
不思議な国民性です、ホント。

とっくにお昼を過ぎていましたが、京浜東北線が秋葉原に止まることを確認した彼らは、今日も秋葉原のYODOBASHIに行くことを所望。昨日に引き続き、秋葉原へ。

ヨドバシカメラの中、しばらく経って気づくとアンドレアがいない!
「一人で見てるんでしょ」とまったくおかまいなしのピネッラとラファエーレは、さっさと昨日のビデオカメラ売り場へ。あれこれ悩んだり、ぐるぐる回って、買い物を終え下へ下りてみると、アンドレアがふくれて立っていました。
一人はぐれて、私たちを探しまわり、結局彼は何も見ていないのだと。
怒る、怒る。ひえ〜、って私が怯えちゃいました。
男兄弟のけんかってこんなに激しいのでしょうか。
それともイタリア語だから?
「ごめんね、ごめんね」を繰り返すと、こちらに引きつった笑いを返してくれるアンドレア。
でもまた彼らの方を向くと、すごい剣幕でまくしたてる! 負けちゃいないラファエーレ。あー、怖かったです。

そうこうしているうちに、ウエディングドレスショップのアポイントの時間に。
日本橋、汐留をはしご。
そうそう、汐留の一角に降り立ち、そこが「イタリア街」の名で呼ばれていることを告げると、
すっごく不思議そうでした。
あれってどうして? ミラノ・トリエンナーレがあるからだと思うのですが…

用事をすべて終え、さてどうしよう? 次はお台場に行きたいということで、ゆりかもめに乗りました。
その頃には、あの人工的な風景に皆和やかに。
ホッとしました。

お台場をぐるっと歩き、やっと休憩です。
「たこ焼き」に目を輝かせたラファエーレ。
とりあえず1パックで充分、という私に「いやもうひとつ」と2パック買いました。
でも、結局みんな1つ食べて「もういいや」って。
そうなると思いました。
イタリア人の舌を満足させるのは、ホント難しい。
というか、うるさ過ぎ。いや、日本人が寛容過ぎ?

お台場の自由の女神とレインボーブリッジ、その向こうに輝く夜景を見ながら、
「あー、ここはサンフランシスコを真似したの? いや、ニューヨーク?」とピネッラ。
日本人の模倣好きを実感した一日になっちゃいました。

これで、2日目終了です。あ〜、気づかれの一日。

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お台場の夕陽
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by arinko-s | 2009-10-08 11:02 | 本日のイタリア語

歩く歩く東京案内 その2

週末から4日間、アマルフィ海岸の街、サレルノから来日した親子3人を引き連れて東京巡りでした。

今回のお客様は、ラファエーレ(33歳)とアンドレア(31歳)の兄弟とお母さんのピネッラ。
まず一日目のご希望は、
築地と秋葉原と浅草が絶対。時間があったらその他もう少し、というものでした。

では、さっそく築地から。
残念ながら場内の競りはとっくに終わってしまっていましたが、
あのこちょこちょしたお店の数と、お店の人のだみ声に3人とも大興奮。

お次は、秋葉原。お目当ては「YODOBASHI!」。
秋葉原のヨドバシカメラがどこにあるのか知らず不安でしたが、
地下鉄下りたら目の前に。よかった〜。

まずはビデオカメラ売り場へ。
ポケットに入るくらいの小さなビデオが欲しい、というのですが…
「そんなものあるの?」と思いきや、ありました!
彼らの方がよっぽど情報通です。
用がなければ電気屋さんに行くことなんてない私は、すっかり浦島太郎状態でした。

すぐに買い物も終わるかなぁ、と期待しましたが、いやはや親子げんか、兄弟げんか、
私は一人オロオロしちゃいました。
原因は、買うか買わないか、遅い、早すぎる、まだ見たい、なんですけどね。
まあまあ、となだめつつ、一度下へ下りて、また上に戻って、
結局その小さなビデオカメラを購入して、YODOBASHIをあとにしました。

秋葉原ってあちこちにメイドさんの格好をした女の子が立っているのですね。
カフェの中だけだと思っていました。
なんで、こんな格好をして立っているのか、彼女たちが配っているチラシのお店はどんなところなのか、はたまたオタクとは何なのか。
通訳って言葉の問題だけではないと痛感させられました。
自分が理解していないことは絶対に説明できません。
足だけでなく頭もフラフラになって、次は浅草へ。

お腹が減りました。
まずはお昼をということで、おまわりさんに聞いて回転寿しを教えてもらいました。
「本当に回っているよ!」と大喜びの3人。
一番好評だったのはトロではなく、ホタテ。
穴子はダメでした。「魚を甘くする」ということ自体が気持ち悪いらしい。
それにしても魚の名前、イタリア語で何というか一苦労。
ちなみに ホタテは pettine di mare
    アジは sorello または sauro  それか sugarello
でも、食べたことのない魚はやっぱり通じない。
「あ〜、聞いたことあるけど…」って感じでした。

食後はやっぱりカフェ。
スタバへ移動してエスプレッソを頼んだところ、
みんなしかめっ面。
前日、一足先についたアンドレアは、銀座のスタバでそのお味を試していたらしいのですが、(何せ彼曰く世界で唯一イタリアはスタバのない国だそうですから)
「銀座のスタバのエスプレッソはイタリアのとけっこう近くておいしかったのに、ここはダメ」だって。
へ〜〜〜〜、って感心しちゃいました。
そんな違いまで感じるなんて、びっくりです。
へ〜〜〜〜、やっぱり入れる人によって、ちゃんと味って変わるんだ、ってびっくりです。
銀座のスタバに今度行ったら、エスプレッソ頼んでみます。

さあさあ、いざ浅草寺へ。
風神・雷神、五重塔、本堂、お線香におみくじ、お守り、数々のお堂。
またまた3人は大興奮でした。
あちこちで、写真撮影。
仲見世通りを往復して、お団子食べて、顔をしかめて(やっぱりあの甘い味、しょうゆ+砂糖がダメみたい)
地下鉄浅草駅に戻ってきました。

まだまだ時間はある、ということで上野へ。
「大きな公園」ということに期待していたようですが、
でも日本庭園をイメージしていたらしく、期待はずれ、早々に上野をあとにして銀座へ。

銀座ではウィンドーショッピング。
一番のお目当ては世界のMIKIMOTO。
こんなことでもなければ、足を踏み入れることのないお店ですから、私もちょっと興奮しちゃいました。

さて、これで本日の東京巡りはおしまい。
地下鉄に乗り込んだ私の足は、ジンジン。まさに足を棒にして歩くとはこのこと。
クタクタになって帰宅しました。
一日でこんなに東京を歩くことなんてありません。

とにかく東京は広い! 
続きはまた後日。
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by arinko-s | 2009-10-07 21:22 | 本日のイタリア語