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本日のイタリア語

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Sognando AUSTRARIA 愛しのオーストラリア

わたしの話ではありません。
イタリア人の話。

L'Espresso誌の記事によると……

イタリアの将来を憂う若者たちが、次から次へと海外へと移住してしまっている、というはたびたび耳にしてきましたが、その行き先は、今やオーストラリアがダントツなんだそうです。
2010年にも5万人以上の若者がオーストラリアへ移住し、2011年にはさらにそれを上回る数、恐らく6万人を超える若者がオーストラリアに移住したのではないか、という話。
戦後アメリカ大陸に多くのイタリア人が移民したように、今、オーストラリアを目指す若者たちが止まらない、という話なんです。

なぜオーストラリアか? 
ひとつには「ワーキングホリデー」のビザならば、一般のビザよりも容易に取得できるから、ということのようです。
次に、英語も身に付く、ということ。
そして、政治の安定、治安の良さ。
それから、仕事が簡単に見つかるという噂、などなどが挙げられていました。
今やイタリア人にとって、オーストラリアは人生を変えるための新天地、Nuova America 新アメリカなのだそうです。

もちろん、記事の中、そんなに甘いものじゃなかった、というがっかり組の談も載っています。
仕事だってそう甘くないし、ビザの延長だって簡単じゃない。
そりゃそうですよね、そんな夢みたいな国、今どきあるわけない(いや、あるのかもしれませんが)。
そして「イタリア人が多すぎて……みんな一緒に家を探して、イタリア語で生活して、イタリアの習慣をそのまま守り続けて……」という反省の弁も(これって別にイタリア人に限ったことではないと思いますが)。

新天地を求める人だけでなく、高校生の短期留学先も、新婚カップルの旅行先も、オーストラリアが人気ナンバーワン!
ああ、そういえば……
年末にさんまさんがイタリアで会ったミスイタリアの女の子も、
「オーストラリアに行ってみたい、親戚もたくさんいるし」って話していたっけ(『笑ってコラえて』)。
あれを見た時にへ〜〜、オーストラリアねぇ、なんて聞き流していましたが、こういうことだったんだ、って納得しました。

この記事を読んで、なんだか片思いしている相手に振られた気分。
ああ、そんなに好きなのね、って感じです。
なんか淋しい。
(L'Espresso 2011年12月21日号より)
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by arinko-s | 2012-01-26 20:53 | 本日のイタリア語

mettere la ciliegina sulla torta       ケーキの上に小さなさくらんぼをひとつ

先日、こんな表現に出会いました。
あるVTRの中であるSignore(男性)が、
Posso mettere la ciliegina sulla torta?
と会話の相手に尋ねます。

直訳すると「ケーキの上に小さなさくらんぼを置いてもいい?」ってことなのですが、突然出てきた“ケーキ”!!
えっ、どういうこと?? 

まったく知りませんでした。
「最後にひとつ興味深い話をしましょう」ってことだそうです。
あるいは「これで最後ね」、っていう締めくくりの表現だとか。

なんともかわいい言い回しです!
今度機会があったら、ぜひ使ってみたい! 
けれどもわたしのイメージでは、ケーキの上に最後に載せるのは、やっぱりイチゴ。 
間違えて、ケーキの上にイチゴを載せてもいい? って聞いちゃいそうだなあ。
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(写真はこちらのサイトからお借りしました。きっとこんなイメージですね)

ちなみに「好きなものはなかなかやめられない」という諺があり、
Una ciliegia tira l'altra.
というそうです。さくらんぼは後を引く、というのが直訳。
イタリア人がそれほどさくらんぼ好きだったとは知らなかったなあ〜〜。
日本だったらもちろん、かっぱえびせん、ですよね。
いや、柿の種?
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by arinko-s | 2012-01-23 16:50 | 本日のイタリア語

La tragedia della Costa Concordia       コンコルディア号の悲劇

昨年、ノルウェーのウトヤ島で乱射事件が起こった時、ノルウェー語の翻訳者が大忙しになった、と話に聞いていました。
仕事がたくさんくることは良いことだけれど、こんな悲しい事件を報道するお手伝いよりも、楽しいことを伝えるお手伝いの方が、自分も楽しいだろうな、と思っていました。

で、先週金曜日の夜(現地時間)にイタリアのトスカーナ沖で起こった、豪華客船コンコルディア号の遭難事故です。
週末からこの事故(今、事件になりつつありますが)の情報収集に追われていました。

こういう大きな事故が起こると、情報が錯綜します。
日本で起こったとしても、きっと同じです。
数字もくるくる変わるし、証言がぽんぽん飛び出すけれど、どこまで信憑性があるのかわかりません。

今、「船長は乗客よりも先に船を降り避難していた」という説に傾いていますが、でも一部報道では「船長は最後までデッキにいた」という証言もあるのです。
もちろん船長が本当に乗客たちを置いて避難していたとしたらそれは許せないことだと思いますが、ひょっとしたら違うかもしれません。
そしたらこの船長、こんなふうに先走って世界中に発信されてしまってかわいそうだなあ、ってそんなことを思ってしまいます。
いずれにしても、あんな岩だらけの島の海岸沿いすぐ側を航行していたことには間違いなく、その点に関しては船長の過失であることは確かのようです。

行方不明者の捜索はまだまだ続きそうです。
燃料タンクを空にすることも、急がれています。
そして船の解体。
先は長そうです。

こんな悲しい事故が、もう起こりませんように。
もっと愉快なイタリアの話を伝えるお手伝いができますように。
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by arinko-s | 2012-01-17 17:24 | 本日のイタリア語

Le lacrime di Moro  モーロの涙

1978年3月16日に、テロ組織赤い旅団に誘拐され、同年5月9日に遺体で発見された、イタリアの元首相アルド・モーロ。
彼が監禁されていた55日の間に書いた11通の手紙が公表されました。
90枚以上あるA4用紙に書かれた手紙が、研究機関により修復され、その一部がLa Repubblica紙に渡されたということです。
研究機関がこの手紙を改めて調査したところ、涙で濡れた跡を確認したとのこと。
それを聞くだけで、うるうるしてきちゃいました。

ただでさえイタリア人の書く文字は苦手なのですが、その上、不安定な精神状態で書かれたと思われる文字はなかなか判読できません。
でも、ところどころはっきり読みとれる箇所もあり、苦境に立たされたモーロの悲しみとか、切迫感とかが伝わってきます。

so bene che ormai il problema, nelle sue massime componenti, è nelle tue mani
今やこの問題の行く末は、その大部分が、きみの手中にあることはわかっている
(当時のアンドレオッティ首相に)

si trattava di minacce serie ,temibili
これは本気の、恐ろしい脅迫だ
(自身の所属するキリスト教民主主義党に)

un'equa trattativa umanitaria, che consente di procedere ad uno scambio di prigionieri politici ed a me di tornare in seno alla famiglia cha grave ed urgente bisogno di me
公正な人道主義の交渉、それは政治犯の釈放に着手することに同意し、わたしを大いに、かつ早急に必要としている家族の元に、わたしを健康な状態で返すこと……
(上院議長に)

36枚もあるこの手紙をめくっていくと、確かにところどころ文字がにじんでいます。
日付が入っていないのは、きっとあまりにも長いこと監禁されていて、何月何日なのかわからなくなっていたのではないかな、と思ったりして、そのことにも切なくなります。

この事件を描いた映画『夜よ、こんにちは』を、もう一度観たくなりました。
時間のある時、ゆっくりとモーロの手紙も解読してみます。

La Repubblica 1月12日付け ネット版より
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by arinko-s | 2012-01-13 21:23 | 本日のイタリア語

Donne al volante 女性が運転すると……

今日、仕事中にこれみてゲラゲラ。
あいかわらず埋め込みがうまくいかないので、こちらから。

最後の方に出てくるガソリンスタンドの女性が、一番すごいかも。
運転できないわたしは、人ごとで大笑いしちゃうけど、じっさいハンドル握ることがあったら笑っていられないかも。

CORRIERE DELLA SERA 1月11日 ネット版より
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by arinko-s | 2012-01-12 21:31 | 本日のイタリア語

Nessuno mi può giudicare

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2011年の『Nastri d'Argento』(銀のリボン賞 イタリア映画のための映画賞)、コメディー映画部門を受賞した作品です。
タイトルを直訳すると「誰もわたしを評価できない」ですが、「自分の価値基準でわたしを判断しないでね」ってことだと思います。

主人公のアリーチェ(Paola Cortellesi パオラ・コルテッレージ 写真右)はローマ北部のお屋敷で暮らすマダム。
会社を経営する夫と9歳になる息子と、華やかな生活を送っていました。
ところが夫婦の結婚記念日を祝うパーティーの当日、夫が交通事故で亡くなってしまいました。
残されたのは、莫大な借金。
期限までに返済しなくては、息子の養育もできないとみなされ、息子は施設に引きとられることになってしまいます。

屋敷も売り払い、使用人たちにも別れを告げざるを得なくなったアリーチェ。
行き場のなくなったアリーチェ親子を助けてくれたのは、元使用人のアジズでした。
彼の暮らすアパートの、屋上にある小屋に、わずかばかりの荷物を持って落ちついたアリーチェ。
そこは移民だらけの庶民が暮らす町。元の家とは比べ物にはならない、じめじめとしたおんぼろ小屋で暮らすはめになったのですから、ため息も出ようというもの。

しかし、しょげてばかりはいられません。
アリーチェはさっそく、借金返済のため、そして生活のため、仕事を探しはじめました。
けれども世の中、甘くない。
短期間で稼ぐ手段などそうそうあるわけもなく……
アリーチェは、一大決心をしました。
コールガールになったのです!

仕事が軌道に乗りはじめた一方で、アリーチェは近所のインターネットポイントを経営するジュリオ(Raoul Bova ラオウル・ボーヴァ 写真中)を好きになっていきます。
もちろんコールガールをしていることは内緒でした。
借金返済のめども立ち、コールガールは卒業、ジュリオと大手を振って付き合える、と思った矢先。
コールガールをしていることがジュリオにばれてしまい……

というお話です。
移民の使用人を鼻であしらい、貧しい人たちを小ばかにしていたアリーチェが、その移民や貧しい人たちに助けられ、おまけに軽べつしていたコールガールという職業に救われ、偏見をなくしていくという物語。
コールガールをしている女性にも、せざるを得ない理由があるのだと、身を持って知ったわけですね(もちろん好きでしている人もいるかもしれませんが)。
世の中その立場にならなくてはわからないことばかりですが、でもせめて想像力で人の立場をおもんばかることはできるはず。
それができないようだと、それほど痛いものはない、と物語冒頭の傲慢なアリーチェを見てつくづく。

イタリア語でコールガールは「escort エスコート」と英語を使います。
この言葉を頻繁に聞くようになったのはここ2〜3年のこと。
ベルルスコーニ前首相がエスコートの女性を自宅に呼んで、未成年を買春したのではないか、という疑惑がもたれるようになってからのことだと思います。
最初「エスコート」「エスコート」と聞くたびに、?? だったのですが、今やこの言葉を聞くとベルルスコーニのにやける顔が浮かんでしまう。

写真左の男性は、アリーチェの引っ越し先の門番をしている男性。
移民だらけのこの界隈にうんざりしている、超razzista(人種差別主義者)です。もちろん、自分では「オレは人種差別なんかしないよ」って否定しているんですけどね。
でもアリーチェがイタリア人だと確認すると、それだけで「Brava!(ブラーヴァ!)」と褒める。
その彼の台詞が印象的でした。
「あいつらアフリカ人はアメリカに行って、奴隷になるしかなかったけど、オレたちイタリア人は違うぜ」と。

Invece noi italiani, quando siamo andati in America, subito abbiamo creato la Mafia, lo vedi che proprio un'altro livello di organizzazione di creatività è il Made in Italy!

オレたちイタリア人は、アメリカに行ってすぐにマフィアを生んだじゃないか。
もうひとつの創造力のたまものは、メイド・イン・イタリーさ、違うか?

マフィアとメイド・イン・イタリー! 確かに現代イタリア人の二大産物かもね。
今や世界中が、メイド・イン・チャイナとファストファッションブランドに席巻されていますが……。

でも、このおじさんも最後は黒人の彼女を作ってイチャイチャ。
偏見を捨てることが幸福への近道、ってことですね。

アリーチェ役のパオラ・コルテッレージは『C'è chi dice no』で、イルマを演じた女優さん。
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監督はMassimiliano Bruno(マッシミリアーノ・ブルーノ)です。
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by arinko-s | 2012-01-06 17:00 | 映画 イタリア

遅ればせながら

新年、明けましておめでとうございます。
昨年は色々と忘れられない一年になりました。
自分のできることは何かと、考えさせられた一年でした。
今年は、皆が笑って過ごせる一年になりますように。

個人的な目標は……
①イタリア語をもっと早く読めるようになること(日本語並みに早く読めるようになりたい! 確か去年も思っていた)
②膨大に買いためているイタリア語の本を、休むことなく読む(大掃除で本棚を整理して、自分でもびっくり! こんなに買っているとは〜〜〜。でもきっと読み終える前にまた注文しちゃう)
③風邪を引かない
④ジョギング再開(毎晩、外に出ようとすると風がビュービューいうので、まだ実行していません)
⑤映画をたくさん見る(引き続き、イタリア映画中心に)
⑥しばらく会っていない友人たちに、積極的に会いに行く(パソコンの前にお尻がくっついてしまう前に)
⑦手帳活用名人になりたい(後から思いだしながら書くことしばしば。もっと活用します)

今年が終わる時、あ〜楽しい一年だった、と言える一年になりますように!!
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3年目のD-BROSSの手帳。
ちなみに仕事始めの今日、しっかりと記入しました。

皆様、今年も一年、どうぞよろしくお願いいたします。
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by arinko-s | 2012-01-04 22:08 | 日々思うこと