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本日のイタリア語

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『りっぱな兵士になりたかった男の話』

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ようやく形になりました!
ようやくというのも、この原書と出会って、かれこれ3年近くが経つからです。
途中、何度も笑わせられるユーモラスなストーリー展開と、ちょっと切ない読後感。
本になるまで、何度読んだかわかりませんが、最初から今までずっと変わりません。
何度読んでも、最後にはほろっとしてしまいます。

児童書ですが、大人が読んでも心に響く一冊だと思います。
ぜひぜひ、お手にとって読んでいただけますように!
戦争のない平和な世界が、いつの日かやってきますように!
そして、たくさんの子どもたちに長いこと読んでもらえる、息の長い一冊になりますように!

素敵なイラストをつけてくださった、シゲタサヤカさんにも感謝です。
もちろん素敵な一冊にしてくださった、講談社の編集者、Sさんにも感謝の気持ちで一杯です。
あらすじは、Amazonに詳しく書かれていますので、ご覧ください。
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by arinko-s | 2012-06-19 13:39 | 本日のイタリア語

Ovosodo オヴォソード

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主人公のピエロ(写真前列中央:Edardo Gabbriellini)は、リヴォルノ(イタリア・トスカーナ州の港町)のオヴォソード地区で暮らす少年。
母親を幼いころに亡くし、父はその後すぐに再婚。
その相手、マーラはすでにお腹が大きく、ピエロの家に越してきて間もなく出産します。
けれどもその直後、父親は窃盗の罪で刑務所に。
マーラと赤ちゃん、そして知的障害を持つ兄とピエロの4人の生活が始まりました。

このピエロの目を通して描かれる、イタリアの日常。
思春期の少年の成長記です。

奥手でおとなしかったピエロを変えたのは、高校で同級生になったトンマーゾ。
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(右がピエロ、左がトンマーゾ)

明るく陽気で物怖じしないトンマーゾとの出会いにより、一気にピエロの世界は広がりました。
けれども良いことばかりではありません。
ピエロを精神的に支えてくれていた中学校の先生、ジョヴァンナに、トンマーゾが手を出してしまう。
それを知ったピエロは、ローマに遊びにいっていたトンマーゾを追いかけてローマへ。
トンマーゾを一発殴ってやったこともあります。
腹を立ててはいたものの、その時出会ったトンマーゾの従兄、スージーにひと目惚するというハプニングも。
つまり、友情、友人の裏切り、初恋などなど、青春時代のエピソードがてんこ盛りの一本です。

1997年、Paolo Virzi(パオロ・ヴィルツィ)監督の作品。
同監督のCaterina va in cittàは、中学生の日常を描いたものでしたが、どちらにも共通の感想。
いやはやイタリアの中高生ってホント早熟です。
教育システムが、日本とはまったく違うからなのかなぁ。
日本の子どもよりも自由奔放、口も達者、大人と変わらない!

もしわたしがイタリアで高校生を送っていたら……。
間違いなく、自分の意見もろくに述べることができず落ちこぼれ街道まっしぐら、ってところです。
ピエロが高校卒業試験(口頭試験)を受けるシーンがありますが、まったく質問の意図することとは関係ないことをしゃべりまくります。
つまり、問題の答えがわからなくても、何かを述べる力はあるんですよね〜。
もちろんピエロは不合格になるのですが、わたしが同じ立場に立たされたら、きっとひと言も口がきけなくなるに違いありません。
試験だけではなく、友だちに対しても、中学生時代、高校生時代の自分を思い出してみたら、なにひとつろくに考えていなくて、自分の意見を伝えるなんてことできそうにないなあ、と思っちゃいます。

あるいは、もしイタリアで子どもを育てるようなことがあったら……。
自分の青春時代には考えられなかったことを次から次へと経験してしまう子どもに対して、慌てふためきオロオロしてしまうこと間違えなし、です。

どっちが良いか悪いかはわかりません。
でも自分のことに置き換えてみると、イタリアで青春時代を過ごしてみたかったような。
でもでも、子どもには、日本の方が安心、と思ったりする。
校則と受験と部活であっぷあっぷになっている日本の高校生が幸せだとも思わないけれど、まあ、親は安心する、っていう親のわがままですね。

それにしてもあんなに子どもをベタかわいがりするイタリア人の親が、高校生の子どもの夜の外出やら飲酒やら喫煙に目をつぶる、っていうところが理解できないんだよなぁ。
それもこれも、自分が通ってきた道だから、ってことなんですね、きっと。

映画の舞台のリヴォルノは、ヴィルツィ監督の故郷です。
映画のタイトルにもなっているオヴォソードという地区は、リヴォルノの中でも庶民的な地区らしいです。
アパートのベランダには濯物がはためき、中庭にはサッカーをする子どもたちがいて、アパートの住人みんなが顔見知り。
イタリアの昔ながらの日常が残っている地区なんだと思います。

リヴォルノには、まだ一度も行ったことがありません。
語学学校で一緒だった中国人の子が、滞在許可証を取るのになぜだかリヴォルノに週末ごとに通っていて、なんだか謎の町(中国マフィア??)、というイメージもあったりして。
でも、とても美しい港町だとも聞いています。
いつの日か! 足を運んでみたい町のひとつです。
その時には、オヴォソード地区にも行ってみなくちゃですね。
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by arinko-s | 2012-06-03 21:08 | 映画 イタリア

テルマエ・ロマエ

ゴールデン・ウイーク中の話になりますが、上映開始そうそうの『テルマエ・ロマエ』を観てきました。
マンガなんて久しく読むことがなかったのに、このマンガだけは、はまってしまって愛読しています。
映画も、もちろん行かなくちゃ、と意気込んでいました。

感想は、ひとこと。すっごくおもしろかったです。ずっと大爆笑の嵐。
原作ファンも失望させません。
あの短編マンガを、どうやって一本の映画にまとめるのかなあ、と思っていましたが、脚本家の人ってすごい! しみじみ思いました。
それにキャスティングした人も、すごい! ルシウスは阿部ちゃんしかいません。
他の人だったら、ここまでおもしろくなかったかも、とさえ思わせられます。

そもそも、原作者のヤマザキマリさんがすごい!
風呂好きの古代ローマ人と温泉好きの日本人の交流。
そこまで、万が一思いついたとしても、お風呂というキーワードでこんなに幾つもエピソードが作れるなんて! 
う〜ん、すばらしい!

ちょうど同じ頃、古代ローマ時代のエピソード満載のVTRの翻訳をしたのですが…
古代ローマ史をまったく知らないことを再認識。
これはいかんと、すぐさま本を数冊購入しました。
ルシウスの時代のことも、もっと知りたいし。
なんて意気込んでいたものの、あれからひと月近く経つというのに、ほとんど読み進めていない!
読まなくちゃいけない本ばかり、どんどん山積みになっていきます。

話は戻りますが、『テルマエ・ロマエ』を観たイタリア人が感想を述べるCMが、公開直前・直後がんがん流れていました。
でも日本語テロップがめちゃくちゃで、どうがんばって意訳してもこうはならないんじゃない? とイラッとしてしまっていました。
イタリア人が高揚して「最高!」っていう雰囲気を醸しだしているところを見せられればそれで良かったんだろうなぁ、と思うのですが、だったら「そう言ってください」とお願いしてカメラ回せば良かったのに。
いやあ、もっとちゃんと、イタリア人に感想を聞いてみたい!
現代イタリア人にも、お風呂の良さが再認識されるといいのに。
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by arinko-s | 2012-06-01 16:50 | 映画 日本