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本日のイタリア語

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DIVORZIO ALL'ITALIANA          イタリア式離婚狂想曲

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1961年、ピエトロ・ジェルミ監督の作品です。

シチリアの没落貴族フェルディナンド、通称フェフェ(マルチェッロ・マストロヤンニ)と、妻のロザリアは、結婚して12年になる夫婦。
フェフェは、「ねえ、どのくらいわたしのこと愛してる?」と毎晩のようにしつこく迫ってくるロザリアにうんざりしています。

実は、フェフェは、従姉のアンジェラに恋をしています。
フェフェは37歳のおじさん。アンジェラはカターニャの高校に通う17歳の少女です。

当時のイタリアは離婚が認められていませんでした。
けれども、このうっとうしい妻と、どうにかして離れたいフェフェ。
しまいには、ロザリアを殺してしまう自分を妄想し始めます。
何より、夏休みで帰省しているアンジェラのことが、寝ても覚めても頭から離れなくなってしまうのです。

そんなとき、フェフェはあることを知りました。
不貞を働いた婚姻相手を殺害しても、「名誉の殺害」として、その刑罰が軽くなるというのです。
そこでフェフェは、どうにかロザリアに浮気をさせようと企みます。
そして、フェフェの思惑通り、ロザリアはかつての恋人と家を出て行き……

というお話です。
20も下の従姉にうつつを抜かすおじさんて、どうよ? って思ってしまいますが、このアンジェラを演じているステファニア・サンドレッリのかわいいこと、かわいいこと!
今やベテランの大女優で、あっちこっちで目にします。
年をとった今もかわいくて、とりわけ『La prima cosa bella』は良かったです。

そのサンドレッリのデビュー作!
奥さんのロザリアは、口ひげはやしていたりして……う〜ん、隣の家にこんなにかわいい従姉がいたら、そりゃ隣に寝ている妻と見比べて現実逃避したくなっちゃうかもね。

結局フェフェは念願かなって、愛しのアンジェラと再婚。
人生これからだ、なんてうっとりしているのですが、そのアンジェラは、早くも他の男性を誘惑しているような思わせぶりのシーンで、映画は終わります。
またもや「名誉の殺害」を、フェフェが犯さずにすむことを願います。

ちなみにこの映画は、1963年のアカデミー賞で最優秀オリジナル脚本賞、1962年のカンヌ映画祭で最優秀コメディ賞など、数多くの賞を受賞しています。
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       初々しいサンドレッリ! かわいいです。
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by arinko-s | 2012-07-24 21:03 | 映画 イタリア

Siamo in ballo! もう始まっているんだ!

先日見た映像で、ある男性が「Siamo in ballo. Balliamo(シアーモ・イン・バッロ。バッリアーモ)」と言っていました。
balloというのは、踊り・ダンス・舞踏会の意味。
「ぼくたちは踊りの最中です、踊りましょう」直訳するとこんな感じ。
でもこの男性、それまで野球の話をしていたのです。
え〜〜、どうしていきなりダンス? どうして「踊りましょう」??

辞書を引くとballoには「かかわり、巻き添え、問題」という意味もあることが、わかりました。
それにしても「ぼくたちは、問題のさなかにあります。踊りましょう」ってどういうこと??
なんでいきなり、踊り出す??

まったくわけわからずに、恩師のダニエレにS.O.Sを。
siamoというのは、英語のbe動詞に当たるessere の変化形ですが、
essere in ballo」で、「何かが始まってしまい、もう引き返せない状況に置かれている」ことを指すのだと教えてくれました。
音楽の流れるダンスホールに立たされ、こうなったら踊らなくては仕方ない、という様な状況に使うのだそうです。

なるほどなるほど。
つまりこの男性は「もう始まっているんだ、やるしかないさ(やってやろうじゃないか)」と言っていたのです。
野球の話が、いきなりダンスの話に変わってしまったわけではありませんでした。
納得。

それにしても、なぜこの熟語に「ダンス」?
実はイタリア人にとっても、人前で踊るのはけっこう勇気がいることなのかも。

ちなみに、後から伊伊事典を引いてみたら、きちんとこの意味の例文が載っていました。
すまん、ダニエレ! 
これからは、助けを求める前に伊伊事典を開きます。
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by arinko-s | 2012-07-20 21:07 | 本日のイタリア語

marinare la scuola 学校をさぼる

少し前のことですが、仕事でいただいた映像の中に「marinare la scuora(マリナーレ ラ スクオーラ)」という言葉が出てきました。
marinare(マリナーレ)は、「マリネする」という動詞です。
学校をマリネする??

伊伊事典を引いてみて、「学校をさぼる」という意味だとわかりました。
それにしても、どうしてmarinare??

ずっと疑問に思っていたのですが、今日やっとわかりました!
マリネというのは食材を、オイル、お酢、ハーブなどに浸けおきする調理法ですが、すぐには食べられません。しばらく置いておくことが必要。
つまり、「食べるのは明日におあずけ」といった意味あいもここにはあるわけです。

学校をマリネする、というのは、つまり「学校は明日まで、おいとこ」ってことらしい!!
ふ〜〜ん、そうか、そうか。
同様に salare(サラーレ:塩漬けにする)という単語を使って「salare la scuola」ともいうそうです。
料理用語を使うってところが、何とも食いしん坊のイタリア人らしい。
それに、確かに一日おいてみたら、風味も増すかもしれません。
気のりのしない時には、時間を置いてみることも必要だ!

ちなみにミラノはじめ、ロンバルディア地方では「bigiare(ビジャーレ)la scuola」といいます。
bigiareは、ロンバルディア地方(だけかはわかりませんが)で使われる「さぼる」という意味の単語です。
響き的には marinare が好き。
それに「学校をマリネしちゃおう」って、なんかかわいいです。
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by arinko-s | 2012-07-12 14:51 | 読書 イタリア語

残念! Euro 2012

今朝は3時半に起きて、Euro2012の決勝戦を観戦。
スペイン優勢という予想を聞いても、準決勝の勝ちっぷりから、いや優勝するかも、って期待していたんだけどなぁ。
残念。
まさか4点も入れられてしまうとは!!

選手たちの涙にもうるうるきたけど、観客席のがっくり度を見て、ふたたびがっくり。
次は、catenaccio復活で優勝してくれ!
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by arinko-s | 2012-07-02 06:40 | 本日のイタリア語