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本日のイタリア語

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いよいよ退陣?

IMFと欧州中央銀行に、財政再建状況を監視されることになったイタリアですが、イギリスの新聞にこんな風刺画が!
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あんまり似てないけど、ベルルスコーニ首相がズボンを下ろし苦笑い。
彼のセックススキャンダルを皮肉って
「危機だって? 僕も性欲減退の危機だよ」って揶揄しているのだとか。
(11月7日付け『La Reppublica』ネット版)

各紙、これまでにないほど深刻な表情のベルルスコーニ首相の写真を掲載していますが、
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(写真は11月8日付け『La Repubblica』ネット版)
でも先日フランス・カンヌで行われたG20でベルルスコーニ首相は、オバマ大統領に次いで高い部屋、およそ3万ユーロの部屋に宿泊したのだとか。
そりゃあ、国民からしたら「おいおい! 今、そんな部屋に泊まれる状況?」ですよね。

ちなみにオバマ大統領は3万4千ユーロの部屋、サルコジ大統領は3万7千ユーロの部屋に泊まったのだとか。
一番拍手されるべきリーダーは、イギリスのキャメロン首相。彼の宿泊先は、2千ユーロの部屋だったそうです(これだって結構すごい額!)。

この事実を暴いたイギリスのタブロイド紙『The Sun』は「世界が経済危機に瀕しているというのに、首脳たちは滞在費に100万ユーロ以上を使うことが許されるのか?」と提言。
日本の野田首相に関しては明記されていませんでしたが(相変わらず影の薄い日本の首相!)、どうなんでしょう。
まさかまさかとは思いますが、万が一こんなホテルに泊まりながらの、消費税引き上げ宣言はないと信じたい。
(11月5日付け『Corriere della Sera』ネット版より)

イタリアのmaltempo(悪天候)の続報ですが、トリノを流れるポー川の氾濫は避けられたものの、昨夜はエルバ島で洪水が起こったようです。
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by arinko-s | 2011-11-08 16:26 | 本日のイタリア語

人の津波

長いこと、ブログを更新する時間がなかなか取れずにいました。

その間、イタリアではベルルスコーニ首相の未成年買春容疑の初公判が開かれました(4月6日)。
ところが、当の本人が欠席したために、ほどなく閉廷、裁判の延期が決まりました。
なんてずる賢い首相だろうという印象を内外に強く与えたに違いありません。

驚くことに、その翌日ベルルスコーニは「イタリアが真の民主国家になるためには憲法改正が必要」という声明を発表。
いったい誰のための憲法改正?? 
まったく呆れてしまいます。

この数週間、日本が震災のショックに打ちひしがれ、原発の行方から目を離せずにいた間、
イタリアのシチリアには、北アフリカからの移民船が連日漂着していました。
先週水曜日には、嵐の中出航した船が転覆し、子どもを含む多くの人が海中に投げ出されるという事故も起こっています。
移民収容センターには、もう収容できないほどの移民が到着しているとのこと。

この問題に対し、イタリア政府のとった政策。
今日から一日二便、チュニジア行きの飛行機を定期的に飛ばし、移民たちを送還することにしたそうです。
イタリアにしてみれば、地理的な問題からヨーロッパの窓口になってしまっているだけで、この問題を一手に引受ける筋合いはないというところ。
フランスと内務大臣会合も開かれ、対策を練っているところのようです。
「これはヨーロッパ全体の問題だ」という主張は理解できます。

けれども、この記事(4月11日付け CORRIERE DELLA SERAネット版)の中、なんとも気持ちを逆なでするようなベルルスコーニの発言がありました。
毎日やってくる移民たちを「tsunami umani 人間の津波」と言っているのです。
もちろん、日本の東北地方を襲った津波の映像が彼の頭の中にあったに違いありません。

まだ生々しい記憶の爪痕を思い起こさせるような言葉を、こんなふうに使われることにも腹がたちます。
それだけではありません、命からがらヨーロッパに逃げ出している人たちのことをこんなふうに言うなんて。
彼らにだって、生まれた土地や家族を捨ててまで逃げてくる理由があるはずです。

毎日毎日漂着する移民は、たしかに絶え間なく寄せる波のようかもしれません。
でも、行き場を失い決死の覚悟でやってきた人たちが、津波のように、到着した土地を破壊するわけがありません。
この人たちが安心して暮らせるよう計らうのが政治の役目なのに。
こんな言葉を使うなんて、ホント思いやりのかけらもないやつだ、と腹を立てていたら…

今日は、自身が所有していたテレビ局の放映権の売買の不正疑惑についての裁判が行われるとのこと。
驚くのは、そのベルルスコーニを応援する多くの人たちがロンバルディア州全域からミラノ裁判所前に集まり、裁判所に入る彼を拍手で迎えたこと。
インタビューされている人たちの中には、何の裁判だか知りもせずに野次馬根性でやってきている人もいるようですが、まだまだ彼を応援している人たちがこんなにいるとは!!

う〜ん、呆れちゃいます。
ちなみに、わたしの友人、知人のイタリア人たちは皆、「もうベルルスコーニは充分」という良識派です。
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by arinko-s | 2011-04-11 18:04 | 本日のイタリア語

ベルルスコーニ首相とムバラク大統領の意外な関係?

エジプトのデモが長期化しているニュースは、連日報道されているところ。
そのニュースの陰に隠れてしまっていますが、イタリアでもベルルスコーニ退陣要求の動きが日増しに活発化しています。
4日には、イタリアの文化人たちを筆頭に、9千人もの人が集まる集会がミラノで行われたそう。
その中で、ウンベルト・エーコ(『薔薇の名前』『フーコの振り子』の著者)の皮肉を交えた演説が話題になっていました。

それは、今窮地に立たされているムバラク大統領を持ち出したもの。
「ムバラク大統領のかわいい姪っ子をベルルスコーニもかわいがってるっていうことは我々も知っていたけれど、辞めたがらないところも同じなんだな」と。

ムバラクの姪っ子? って思いますよねぇ。
実は、ベルルスコーニは売春疑惑のお相手の少女に口止め料として500万ユーロを払った疑いがもたれているだけでなく、この少女が昨年5月に補導された際、釈放するよう口ききをしたことも問題になっているのです。
そのときベルルスコーニは警察に対して
「その女の子はねえ、エジプトのムバラク大統領の姪っ子なんだよ」といったとか。
もちろんムバラク大統領が、そんな少女のことを知る由もなく…。
一国の首相が、こんな調べればすぐにばれるような嘘をついていたら、大問題ですよねえ。それも私的な理由で。

今やエーコにとって「ベルルスコーニに辞職を求めることは、名誉を守ること」だそうです。
でも、ベルルスコーニも辞職する気はさらさらなさそうです。
図太くなければ、政治家になんてなれないですね〜。
(La Repubblica 2月5日付けの記事より)
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by arinko-s | 2011-02-06 13:58 | 本日のイタリア語

白いマフラーのその意味は

イタリアのベルルスコーニ首相が、いよいよ退陣を迫られていることは、日本でも報じられていますが、今その運動の中心は女性だそうです。
そもそも、ここまで追いつめられた大きな要因は、ベルルスコーニに17歳(当時)の少女との売春疑惑が持ち上がったこと。
それだけでも大問題なのに、その少女から口止め料として500万ユーロを請求され、払ったとか払ってないとか、喧々がくがく。反ベルルスコーニ派の勢いが止まらなくなったというわけです。

問題が問題なだけに、女性からの非難は大きい。
「わたしは女性。もうやめなさいと、きっぱり言うわ」「今じゃなければいつやめるの?」と書かれた横断幕をバルコニーに下げたり、「自由と尊厳」を掲げたコミュニティを、ネット上に女性が立ち上げ、市民に参加を呼びかけたり。

そしてついにネットを飛び出し、ミラノとフィレンツェの広場でデモが繰り広げられたとのニュース。
参加した女性は皆、白いマフラーを首に巻いているそうです。
その示すところは、国への哀悼の意。(イタリアのお葬式の色は黒なのに、なぜ白? と疑問が残りますが、とりあえず今の政権は終わったということを表しているらしいです)
手には、「イタリアが必要としているのは、首相であって、専制君主じゃありません!」
「ベルルスコーニ、辞職しなさい!」と書かれたプラカード。
明日からも続々、各地で抗議デモが繰り広げられるそうです。

そもそも、なぜベルルスコーニ政権がこれほど長く続いたのか、端から見ていてとっても疑問。
どうして、イタリア人はあんな人に国を任せられるのか、不思議でなりませんでした。
幾度もイタリア人にこの疑問をぶつけてきましたが、直接聞くとベルルスコーニをよく思っている人はいない。それなのに支持率は下がらない。ほんとうに不思議でした。

日本在住10年以上のロンゴ先生いわく、
「財も地位も手に入れたベルルスコーニは、いわばイタリアンドリーム。憧れる気持ちを持つ人も多い」とのこと。
おまけに自由奔放の発言と行動。今まではそれを見て、国民みんなで楽しんでいるような感じでしたが、さすがに今回は国の品位を疑われかねない、といったところでしょうか。
いよいよ年貢の納め時?

それにしても、イタリアの女性はすごい。
日本で同じようなことが起こったとき、同年代の日本の女性は立ちあがるでしょうか?
いや、女性だけではありません。少し前の学生デモのときにも同じことを思いました。
日本の学生は、同じような境遇に立ったとき、こんなふうに抗議するのかなあ、って。
イタリア人を見ていると、自分の主張の曖昧さを反省させられます、ほんとうに。
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by arinko-s | 2011-02-01 11:09 | 本日のイタリア語

il Governo agonizzante ー瀕死の政府

イタリアで、学生デモが暴徒化しているようです。
ローマに端を発したデモが、今日(イタリア時間の午前)はフィレンツェ、ナポリ、パレルモ、ミラノ、トリノ、ボローニャと、イタリア全土に広がっています。
各地で駅や橋が占拠されているそう。
原因は教育予算や教員の大幅削減。
大学生ばかりでなく、高校生もデモに加わっている模様。
昨日は、上院に突入した大学生ふたりが拘束されたそうですが、今日お昼前には解放されたそうです。

で、もうひとつ、気になったのは、
ベルルスコー二首相本人が、イタリア国営放送の討論番組に電話で出演。司会者に一方的にまくしたて、ブチ切りしたというニュース。
ここ2ヶ月くらい、カンパニア州(ナポリが州都)にゴミがあふれ、収集がつかなくなっているのですが、その対応が遅れたことに対しての首相の発言でした。
質問しようとする司会者をさえぎり
「あなたは、RAI(国営放送の名前)を自分の放送局だと思っているのか? RAIには国民みんながお金を払っているんだ! あなたたちは、みんなペテン師だ。誘導尋問する気だろう。でも、そんなこと、わたしに通用すると思うなよ。わたしは、あなたたちよりずっとテレビのことを知っているんだ!!」

テレビ局も所有していたベルルスコー二はメディア王と呼ばれていたのです。
そりゃ、テレビのやり方に詳しいんでしょうねぇ。

で、この二つの事件についての記事に共通して書かれていたのが、タイトルの「瀕死の政府」。
どこかの政府も、今非常に危うい状況ですが、イタリアもかなり危険。
3度に渡って首相を務めた、ベルルスコー二もいよいよ終わり? あの電話の態度からすると、相当追いつめられているようです。
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by arinko-s | 2010-11-25 21:07 | 本日のイタリア語