ブログトップ

本日のイタリア語

cucu2.exblog.jp

タグ:原発 ( 3 ) タグの人気記事

手の込んだ抗議!

先日、「イタリアでは原発計画をストップ」と書きましたが、
その後、4月26日にベルルスコーニ首相は「原子力発電は最も安全なエネルギー」と発言。
その上で、原子力開発の重要性を訴えたというのです。

これに、猛然と反発したのがNGOのグリーンピース。
6月に予定されている国民投票が延期されることを懸念し、こんな抗議に。

まず早朝、ローマ市中心部にあるパラッツォ・ヴェネツィア(国立美術館)に向かい、クレーン車を使ってバルコニーに垂れ幕をかけました。
そこに描かれているのは、原子力発電のアイコンマークに笑みを浮かべるベルルスコーニの似顔絵。
それを録画したものに、ベルルスコーニを真似た演説をかぶせ、動画を作ったのです。

ベルルスコーニの声を真似た演説はこんなことを言っています。
以下、動画を観ながら読んでください。

親愛なる友人たち、美しい女性の皆さん、そして市民の皆様、わたしたちの未来は、原子力エネルギーです! はくしゅー! ありがとうございます。
福島のことを心配する必要はありません。わたしは、個人的なことで忙しいのです(たくさんの訴訟を抱えているから)。福島を(イタリアに)作ることは、なによりとても機能的なことです。福島2号と呼ぼうじゃありませんか。
世界は、原子力を放棄しようとしています。でもわたしたちイタリア人は独自の路線を行く、機知に富み、不屈の精神を持つ国民です。周囲を気にすることがあるでしょうか。前へ進みましょう。
共産主義者たちが仕組んだ(原発のぜひを問う)国民投票を、わたしは断固阻止するつもりです。こんなに多くの人々が脅える原子力の大惨事から、我が国をのけ者にしようとしているのです。
国民投票には投票しないでください。イタリアは、超現代的な原子力発電所を手に入れるのです! 国民の皆さん、あなた方の未来を決めるのはわたしです。皆さんも納得済みですよね。あらゆる世論調査が、わたしにそれを証明してくれているのですから!


そして「原子力に関する未来は、自分たちで決める」とグリーンピースのスタッフが締めくくっています。
こんな手の込んだ手法で抗議をするところも、皮肉たっぷりに相手を揶揄するところも、イタリア的。
それにしてもこのもの真似さん、そっくりです。びっくり!!
(4月9日付け La Repubblica紙ネット版より)
[PR]
by arinko-s | 2011-05-10 16:47 | 本日のイタリア語

原発反対コンサートにアーティス結集

5月1日のことになりますが、ローマで原発に反対するアーティストたちがコンサートを開催したそうです。
はっきりと原発反対の意思表明をし、コンサートに参加したのは、
日本でもお馴染みのEnnio Morricone(エンニオ・モリコーネ)や
大御所Gino Paoli(ジーノ・パオリ)、
トリノ出身のSubsonica(スブソニカ)、
プライヴェートは謎に包まれているGiuliano Palma(ジュリアーノ・パルマ)、
Daniele Silvestri(ダニエーレ・シルヴェストリ)などなど。

日本では、有名人が自分の思想を明らかにすることは敬遠されるのですね、きっと。
日本でもこんなコンサートが行われたら、もっと勢いよく風向きが変わるのにね。
(5月2日 La Repubblica紙ネット版より)

追記:このブログをアップしたら、管首相が浜岡原発で稼働中の4、5号機の停止を要請、というニュースが! 
[PR]
by arinko-s | 2011-05-06 19:36 | 本日のイタリア語

Stop Nucleare!

イタリアでも原発の開発についての議論が盛んに行われています。
もちろん、日本の地震、津波、その後の福島第一原発の事故を受けてのこと。
「原発は安全」という神話は、世界中で崩壊したのだと思います。

そして今日、イタリア政府は原発の建設計画中断を決定しました。
6月の12〜13日に、今後の方針についての国民投票が行われることになっているそうです。

イタリアが原発を放棄したとしても、陸続きの各国に原発がある限り、危険を回避できるわけではない、という見方もあるようです。
単なる選挙対策に過ぎない、という意見もあります。
でも、いずれにせよ大きな前進であることに変わりありません。
国民投票でも、原発開発が否決されることを期待します。

とはいえ当の日本では、いまだ原発を「現状程度にとどめる」という意見が半数以上を占めた、という世論調査の結果が発表されました。
でもこう答えた人の内訳は、もちろん原発のない土地に住む人たちが圧倒的に多かったと聞きました。
遠く離れた土地に原発作って、その恩恵だけをちゃっかり受けたがっている、とも取れなくないこの答え。
じゃあ、あなたたちの土地に作ってね、って言われたら、みんなOKするのかなあ??
きっと「それは困る」って、断るんじゃないのかという気がします。
原発の近くに「喜んで住む」「住んでもよい」「住みたくない」「住めない」っていう設問を作ってもらいたかったなあ、って思いました。

(4月19日付け「CORRIERE DELLA SERA ネット版より)
[PR]
by arinko-s | 2011-04-20 20:39 | 本日のイタリア語